「勁草の人 中山素平」読了
高杉良さんの「勁草の人 中山素平」を読了した。少し前に城山三郎さんによる「運を天に任すなんて 素描・中山素平」を読了したので、中山素平さんについて書かれたものが続きました。
今回この本を読んだのは、最晩年の活動が知りたかったからなんですよ。何といっても99歳まで生きた方で、お亡くなりになる直前まで精力的に活動されていた方ですから。
それにしても凄いパワーだし、これだけ何かにつけ頼りにされる方も珍しい。80歳でも日本興業銀行特別顧問として行内でも力を持ち、相談に来る人が絶えないというのは凄いというか、ある種異様な感じがする。ここまで来るとボードの人達と揉めそうな気もするけど、そうはならないところが凄いというか、まあ凄い人なんだと思う。
そんな日本興業銀行も今ではみずほ銀行として普通銀行に姿を変えている。そういう意味では、昔勢いのあった興銀、長銀、日債銀という政府系の銀行が今はどれも無いというのは時代の流れという感じがします。もう役目を終えたということなんでしょう、きっと。
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