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海北友松展

2017年4月11日(火)〜5月21日(日)
海北友松展
京都国立博物館

相国寺承天閣美術館を後にしまして、今回の京都遠征のメインともいうべき京都国立博物館へ。

ということで京都国立博物館に着いてみると待ち時間は0分。
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そして博物館入口はこんな感じ、
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そして中に入ると、こちらが本館
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もうここは使ってないんでしょうか。ここでは狩野永徳とか坂本龍馬とか曽我蕭白とか河鍋暁斎とかいろんな展覧会見たなあ。そしてもちろんこの重厚な建造物は今でも大好きです。

そして今回のお目当の「海北友松展」
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会場は新しくできた平成知新館。
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そして会場の中に入ると、トラりん発見
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もっとも後ろ姿だけです。

そしてエレべーターで3階まで行っていよいよ会場入口です、
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ということで今回の展覧会ですが、以下の十章から構成されています。
第一章 絵師・友松のはじまり ー狩野派に学ぶー
第二章 交流の軌跡 ー前半生の謎に迫るー
第三章 飛躍の第一歩 ー建仁寺の塔頭に描くー
第四章 友松の晴れ舞台 ー建仁寺大方丈障壁画ー
第五章 友松人気の高まり ー変わりゆく画風ー
第六章 八条宮智仁親王との出会い ー大和絵金碧屏風を描くー
第七章 横溢する個性 ー妙心寺の金碧屏風ー
第八章 画龍の名手友松 ー海を渡った名声ー
第九章 墨技を楽しむ ー最晩年期の押絵制作ー
第十章 豊かな詩情 ー友松画の到達点ー

初期の頃の作品には狩野派からの影響が強くて、他の狩野派の作品と同じような描かれ方をした作品が多いです。そんな初期作品群の中では「柏に猿図」が特に目を引きます。これ良いですねえ、素晴らしいです。ちなみにこの作品は現在サンフランシスコ・アジア美術館に収蔵されているとのことです。その後建仁寺の仕事を経て妙心寺の屏風絵、そして画龍へと作品は変遷していきます。特に龍を描けば日本一と言わたほどに評価され、今回の展覧会でも展示されていた雲龍図4点はどれもスケールの大きな作品で、そういった名声もうなずける作品です。さらに最晩年に表現したのが水墨画。そしてその最晩年の最高傑作と言われる「月下渓流図屏風」が展示されています。シンプルで余計なものは何もないという感じで、ゆっくりとした雰囲気の作品です。なおこの作品は、アメリカの美術館に収蔵されているということもあり、日本で公開されたのは実に60年ぶりだそうです。

実は今回音声ガイドを借りまして、聴きながら見て回ったためいろんな作品の背景なんかも聞けて良かったです。今まで音声ガイドあんまり好きじゃなかったんですけどね、やっぱり良いね。今後はもっと活用してみようかな。

そんな海北友松展ですが、じつはこの画家の名前は知らなかったんです。というのも4月15日に大阪フェスティバルに山下達郎のコンサートを見にきまして、その時にどこでか忘れましたけどこの展覧会のポスターを見まして、その龍の迫力に圧倒され思わずそのポスター写真に撮りました。そして調べたら京都国立博物館でやってる。しかも京都のみで5月21日までしかやってない、ということでどんな画家かもよく知らないのに、どうしても見たいという衝動で京都遠征をしてしまったというのは本当なんです。もちろんそれに見合うだけの素晴らしい展覧会でした。でもねえ、本音を言えばこんなに素晴らしい展覧会なんだから、京都だけじゃなくトーハクでもやってもらいたい。ただ京都でしかやらないから、それこそ価値があるのかもしれない。

いずれにしても、この展覧会見るために新幹線乗って東京から遠征してきた、そこまでさせちゃうだけの凄さが作品にはあるってことなんでしょうかねえ(笑)。

ということで久々の弾丸京都日帰りツアーでした。

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