「大逆転!小説 三菱・第一銀行合併事件」読了
高杉良さんの「大逆転!小説 三菱・第一銀行合併事件」を読んでみた。もっと正確に言うと過去に読んだものの読み直しです。もっとも読んだのはだいぶ昔、もう20年以上前です。
内容としては1969年(昭和44年)に発表された三菱銀行と第一銀行との合併話が、その後の紆余曲折を経て合併話が解消されるまでの話。合併反対に動いたのは第一銀行の行員が最初でその後取引先等も巻き込んでの話になり、最終的に合併話は解消された。
どの業界でも文化の違う企業同士が合併するのは大変だけど、銀行の合併は本当に大変な部分が多いなというのが印象。取引企業はそれこそメインバンクが変わるわけで、それを考えただけでも大きな問題だと思う。
また今回は三菱銀行と第一銀行の合併だから、三菱に飲み込まれる都いう危機感もあったんだろうなあ。やっぱり財閥系は強い、ただこの当時の状況は個人的には全くわからないので、歴史的な部分では楽しく読めましたけど。
またここでの第一銀行は、のちの第一勧業銀行、いまのみずほ銀行です。
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他にも読み返したい本があるので、しばらく続きそうです。
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