ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし
2015年6月2日(火)〜7月26日(日)
ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし
東京藝術大学大学美術館
久々に東京藝術大学大学美術館に行ってきた。
フィンランドの国民的女性画家ヘレン・シャルフベックの大規模な回顧展です。
展覧会は下記のような5部構成になってます、
第1章 初期:ヘルシンキ―パリ
第2章 フランス美術の影響と消化
第3章 肖像画と自画像
第4章 自作の再解釈とエル・グレコの発見
第5章 死に向かって:自画像と静物画
どの時代も見ごたえのある作品が多いですけど、とりわけ第1章の「初期:ヘルシンキ―パリ」は素晴らしい作品が多い。印象に残った作品を挙げていくと、「リゴレット」や「妹に食事を与える少年」「炭焼き職人」そして「少女の頭部」。表情豊かに描かれていてびっくりします。さらには母親が子供を抱きしめる「母と子」、これは良いなあ。そして「快復期」。さらには「教会へ行く人々」この3人3様な表情がなんと言えない。さらには「二人の横顔」や「家にて(裁縫をする母)」。この作品は裁縫をする母親が凛として描かれています。
さらには「パン屋」「岩壁に落ちる影」。そして「慈愛の聖母」これは良い、かなり好きな作品です。そして「青りんごとシャンパングラス」等々。
見ながらメモしていたので、これらの作品がどの時代に当てはまるのか、いまひとつはっきりしません、まあその辺はあまり気にせず、良いと思った作品を列挙してみました。
それにしても素晴らしい展覧会でした。見に行くまでは画家のことは全く知らなかったんですけど、駅の看板を見てこれは行かねば、ということで行ってきました。久々の大ヒットかもしれない。見れて良かった。
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