「燃えよ剣」読了
燃えよ剣」読了。
新撰組に関してはほとんど知識がなかったので、結成の経緯やどうして京都に行ったのかなど知らないことが多かっただけに面白かったし、相変わらず作品にぐいぐい引き込まれて、下巻は読み終わったの早かったような気がするなあ。
京の都で栄華を極めた上巻から、下巻は鳥羽・伏見、甲府、流山、仙台、箱館と連戦連敗の流れとなっていきます。もっとも土方歳三率いる部隊は勝つのだが、他がやられ結局敗走して最後の箱館へとなだれこんでいく。もっとも周りにいる旧幕臣とは考え方から何もかもが違う状態で、土方歳三まさに孤軍奮闘という形で、読んでいて切なくなってくる部分もあり、そしてクライマックスへ。最後の最後で官軍から名を聞かれた時に、新撰組副長土方歳三と答えた時の土方歳三の心境はどうだんだろう。滅多に笑わない男が心の中で微笑みを浮かべていたのかもしれない。
「燃えよ剣」面白かった。そしおて次なる作品は「翔ぶが如く」。これ読み終わったらひとまず司馬遼太郎は終わりにして他に人の作品を読もうと思ってるんですけど、これが全10巻ある怪物でして、過去に何度か挑戦してみたんですけど、未だに読了していない。どうなりますかねえ。
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