名古屋ツアー ! again その2(中村正義展〜ポロック展)
岡崎から名古屋へ戻り、地下鉄に乗り換えて1つ目の伏見駅にて下車。2番目の目的地、名古屋市美術館へ到着です。
名古屋市美術館は、入院直前の10月に平松礼ニ展を見にきてるので、問題なく無事到着。そして今回のお目当ての展覧会がこれ、ドーン!
2011年11月1日(火)〜12月25日(日)
日本画壇の風雲児 中村正義 新たなる全貌
名古屋市美術館
中村正義さん、実は全く知りませんでした。10月に平松さんの展覧会に来た時に、次回予告で今回の展覧会の看板が飾られてまして、陽の光を風景に上手く取り込んであって素敵だなと、そういった印象が残っていて、今回見に来たのです。
作品的には、初期の頃は正統的な日本画で色調なんかも素敵で良い感じですが、途中からキュビズム的な要素が入ってきだしてから、作風がどんどん変わっていきます。この変わりっぷりが実に素晴らしい。舞妓さんを数多く描いていますが、この舞妓さんが素敵すぎです。どんどん画風が過激に変化していきながらも、正統派的な作品も残してます。陽の光を上手に取り込んで描かれた風景がは、本当に素晴らしい。また著名人をポートレイト風に描いた作品も素晴らしい。大平さんを描いたのは、特に素晴らしいです。そうかと思うと、爆発してるような作品もあって、一言で言えば振り幅の大きな画家だなと思いますね。作品タイトルが「おねえちゃん」って、作品共々素晴らし過ぎて、思わず笑ってしまった。さらに最後の顔シリーズは、まさに圧巻でした。
いや〜、なんて素晴らしい展覧会。時代に挑んで、挑んで、挑みすぎて一周しちゃった。ってそんな事ないですけど、素晴らしかったなあ。こんなに満足した展覧会久し振りかも。今年見た中では一番の衝撃かもしれない。
そんなこんなで、すっかり満足して美術館を出て、次なる目的地に行く前に、近くに大須観音があるので、ちょっと寄り道。
そして最後の目的地、愛知県美術館へ。大須観音駅から愛知県美術館のある栄駅までは駅3つなので歩く事に。それにしてもふらふら歩いていると、あちらこちらにアート作品が点在してます。
そしてようやく愛知芸術センターに到着。建物の前の広場には、こんなキャラクターが鎮座してました。
ウルフィ@メーテレ
そしていよいよ愛知県美術館でのポロック展へGO!
2011年11月11日(土)〜2012年1月22日(日)
生誕100年ジャクソン・ポロック展
愛知県美術館
今回の展覧会は、ポロックの初期から晩年まで全時代を網羅しています。ポロックのアトリエを再現したり、テヘラン美術館から、かの「インディアンレッドの地の壁画」も来てます。評価額200億円って、正気かと思うけど、それでも欲しい人はいるんでしょう、きっと。ということで展覧会自体は力の入った凄い展覧会です。こう見えてポロック好きな私としては、満足満足な展覧会でした。ただ、もっと説明しろといわれてもそれは出来ません。感覚的な部分が多いので、そこは是非直に見て頂きたいなと思いますです。ちなみに東京は、2011年2月10日(金)〜5月6日(日)というロングランで、竹橋の東京国立近代美術館に開催されます。
ということで、予定通り3つの展覧会廻って、夜無事帰宅。満足満足な名古屋ツアーでありました(おしまい)。
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