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田中一村展

2010年8月21日(土)〜9月26日(日)
田中一村 新たなる全貌
千葉市美術館

千葉市美術館で開催されていた、「田中一村 新たなる全貌」を見てきた。ラス前の土曜日に行ったのだが、午後3時頃着いた時には、あまりに人が多くて、遅のめの昼食とって、午後4時半頃に行ったら、今度はすんなり入れました。

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今回の展覧会は、第1章「東京時代」第2章「千葉時代」第3章「奄美時代」の3つに分けられて展示されています。

これまで田中一村と言うと、どうしても奄美時代を中心にという感じが強かったので、今回この3時代をほぼ網羅して、それぞれの時代について詳しく展示されていたり、また新たに確認されたものもあり、と言った感じで、展覧会タイトルが示すように、新たなる全貌が見られた展覧会でした。

個人的には千葉時代の作品が印象的だった。千葉寺の風景を描いた物や、公募展に応募した作品、さらには襖絵と千葉に住んだ20年間は、実に多岐に渡って仕事をしていたというのが印象的でした。また千葉時代後期の作品には、奄美時代の色使いに通じる部分もあって、見ていて面白い部分でもありました。

また、一村の性格の部分も印象的です。東京時代に、これから進むべき方向性を描いた作品を、支援者に見せて、賛同が得られないと、それらの人達と絶縁したり、公募展に応募して、落選結果に納得出来ず、他の作品の入選を辞退したりと、自分の作品に対しては、かなりのプライドを持っていたようです。それから、一村というと、周りの人達との交流を持たずに、ひたすら絵に打ち込むというイメージだったのですが、千葉時代でも奄美時代でもよく周囲と交流をもち、親しい人には色紙でお礼をしていた、というのは初めて知りました。

今回この展覧会を通じて、これまでほんの上辺だけしか知らなかった田中一村という画家について、生涯を通じておぼろげながら全貌を知る事ができた。あとは図録が来るのを待って、また振り返ってみたいと思います。

それにしても、よくあれだけ作品集めてくれました。学芸員の方々に感謝です。

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