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マッキアイオーリ展

2010年1月16日(土)〜3月14日(日)
マッキアイオーリ 光を描いた近代画家たち
東京都庭園美術館

東京都庭園美術館で開催中の、「イタリアの印象派 マッキアイオーリ 光を描いた近代画家たち」に行ってきた。

20100123teienn

実は今回予備知識は全くなし。チラシの良さとぐるっとパスに導かれて行ってきました。マッキアイオーリって人の名前かと思ったら、そうではなく1850年代当時、フィレンツェにあったカフェ・ミケランジェロに集まったアーティスト集団だそうです。奇しくも当時はイタリア統一運動の機運が高まっていた頃で、従来の枠を飛び越えて活動していった先鋭的なアーティスト集団の事であり、そこで彼らが用いていた技法、イタリア語で「マッキア」と呼ばれる斑点を用いた技法を由来として、マッキアイオーリと呼ばれたそうです。

ということで順次作品を見て行くわけですが、今回見応えのある作品かなりありました。そんな中、個人的に印象に残った作品はと言うと、

第1章 カフェ・ミケランジェロのマッキアイオーリ ここで印象に残ったのが、ヴィンチェンツォ・カビアンカ「自画像」。これは凄い。特に肌の描かれ方が凄い。

第2章マッキア(斑点)とリアリズム 続いてこの章では、セラフィーノ・デ・ディヴォリ「牧場にて」、テレマコ・シニョリーニ「日向の子供たち」、ヴィンチェンツォ・カビアンカ「糸つむぐ人」、ジュゼッペ・アッパーティ「フィレンツェのサン・ミニアート・アル・モンテ教会の内部」等々。特に、「フィレンツェのサン・ミニアート・アル・モンテ教会の内部」は、光の様子、建物の奥行き感が素晴らしい。

第3章光の画家たち この章では、ジョヴァンニ・ファットーリ「森の中の農民の娘」、シルヴェストロ・レーガ「庭園での散歩」、ジュゼッペ・アッパーティ「祈り」。この3点はいずれも、人物の表情が良い。

第4章1870年以降のマッキアイオーリ この章では、ジョヴァンニ・ファットーリの「雄牛たち」「風」、シルヴェストロ・レーガの「農民の娘」「母親」「彫刻家リナルドカルニエロの肖像」、テレマコ・シニョリーニ「セッティニャーノの行進」。それぞれの作品が、人間の表情であったり、自然の様子であったり、その場の空気感であったりと言ったものを見事に表現しているように思う。

第5章トスカーナの自然主義者たち この章は何と言ってもフランチェスコ・ジョーリ「水運びの娘」。この展覧会に行こうと思ったのは、チラシのメインでこの作品が使われていたから。それくらい素晴らしい。作品が後ろ姿なので、顔の表情わからいのは残念だが、水瓶を頭に乗せて、遠くを見つめている、この凛とした後ろ姿が素敵です。目線の先には何が映っているんだろうか、そんな余計な事まで考えてしまう。

ちなみにそのチラシがこちら、
20100123teienn2

ちなみに今回のチラシは、メイン作品が「水運びの娘」のバージョンと、「庭園での散歩」のバージョンと2種類あります。

「庭園での散歩」のバージョンはこちら、
20100123teienn3

さらには図録の表紙も、チラシ同様2パターンでした。

また、会場が東京都庭園美術館ということもあって、落ち着いた雰囲気で素晴らしい作品を見る事ができて、良い展覧会でした。
3月14日までやってますので、興味のある方は行ってみたらいかかがでしょうか。かなりお薦めの展覧会です。

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