安井曾太郎の肖像画
2009年10月31日(土)〜2010年1月17日(日)
安井曾太郎の肖像画展
ブリヂストン美術館
現在ブリヂストン美術館いて開催中の、「安井曾太郎の肖像画」展に行ってきた。安井曾太郎は大好きな画家の一人で、数年前に茨城県近代美術館で「安井曾太郎展」が開催された時も、青春18きっぷで鈍行に揺られて行ったことがある。
そんな安井曾太郎の展覧会、今回は彼が描いた肖像画にスポットを当てた展覧会です。
そして、安井曾太郎の自画像といえば、今回のチラシやディスプレイにもあるように、やはり金蓉さんでしょう。そう言えば、この金蓉さん、かなり作品の痛みが酷くて、かなり時間をかけて修復したんですよ。そしてその修復が終わって、初めて展示されたのが、前出の茨城県近代美術館での「安井曾太郎展」だったんです。古今東西問わず、女性を描いた作品はそれこそ星の数程ありますが、「金蓉」さんは、私の中で女性肖像画3本の指に入るぐらい好きな作品です。
さらに今回の展覧会で展示されていた作品は、ただ単に肖像画というだけでなく、作者によって必ずひと捻りされている。そのひと捻りが、作品に温かさのような良い味を出している。このひと捻りも、行き過ぎると台無しなのだが、その辺のさじ加減はまさに絶妙です。
全然知らない人なのに、なぜかその人のもつ温かみのようなものを感じさせてくれる、そんな素敵な作品たちです。
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