チラシ.2「大岩オスカール展」
今回2回目です。これも1回きりにならずよかった。
今回のチラシは、現在東京都現代美術館で開催中の、「大岩オスカール 夢見る世界展」です。
「大岩オスカール:夢見る世界」東京都現代美術館
彼の作品は、ブラック・ユーモアや反戦メッセージ、社会の問題点といった部分を題材にしている作品が多い。中には、これちょっと笑えない、という作品もあります。そうは言っても、もちろんそれだけでは終わらない、見ている者を納得させるだけの力が作品にはあるので、人気を博していると思います。
今回のチラシも、作者の持ち味の出た、いい感じのチラシだと思います。
が、しかし
そんないい感じのチラシにも、思わぬ落とし穴が。
そうです、右下に大きな金太郎マークが。
これまでも、何回も見かけて、不快な思いは何度もしてるけど、どれもそんなに思い入れのない展覧会だったので、あまり気にしなかったのだが、まさかこの展覧会のチラシに入るとは。もう大事なチラシがガタガタに崩れ去っていくようだ。
財団法人地域創造が助成する展覧会等には、必ずこの金太郎マークと文章が入る。昨今どの展覧会でも、財政的に苦しく、助成をするというのは大事なことであり、展覧会の開催側にとってもありがたい話だと思う。そしてその展覧会のチラシに財団名とかロゴマークを入れるのは、特別珍しいことではない。珍しいことではないのだが、物には限度があるだろう。
しかも、作品全体を使ってレイアウトされてるのに、その作品削ってでっかい白窓つくりやがって、喧嘩売ってんのか、本当にそう思えるぐらい酷い。
”金出してやるんだからロゴ入れろ”って、札束で顔殴られてるみたいだ。
だいたいチラシに、助成:地域創造ってクレジット入ってんだから、それでいいだろう。どうしても金太郎入れたいんなら、裏の隅っこにでも小さく入れとけよ。まったく無粋な連中だ。何とかここから助成を受けなくとも、展覧会開催できないものか。そうすればこんなみっともないものが、チラシに載る事もなくなる。
チラシは展覧会の顔だ。顔に泥を塗るような事をしてはいけない。
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