与 勇輝展
与 勇輝 -神様のすみか-
2008年1月12日(土)~2月3日(日)
川崎市市民ミュージアム
2月2日の土曜日に、与 勇輝展を見てきた。
与勇輝さんは、国際的にな人形作家で、しかも川崎・中原地区で少年期をすごしたという、いわゆるご当地作家で、くわえて第3期川崎市市民文化大使にも任命されている。
今回の展覧会では、そんな川崎で育った、幼少期、少年期の思い出を中心に、昭和初期の懐かしい風景を題材にした作品を中心に展示されている。
どれも良くできてる。ただ良くできてるだけじゃなくて、暖かさと優しさみたいなものが感じられたり、時には寂しさのようなものが感じられたりと、人形が呼吸をしているかの如く感じられて、凄いものがあります。
「初雪」や「お留守番」「お月さんいくつ」はタイトルと人形の表情がぴったりだし、ちょっと寂しげな表情の「置屋のみね」や、初めての使いで玄関で声をかける「ごめん下さい」、こたつで本を読みながらついつい眠ってしまう「おこた」等は本当に凄い。
また初期作品の「灰かぶり」や「二ングル 誘惑」等は、今回の一連のテイストとは違った味を出していて、こちらも良いです。さらにさらに最初の方で展示してあった「雪子」は、映画「鉄道員(ぽっぽや)」で、実際に使われたものだそうです。
良い展覧会でございました、ただ人が多くてうるさくて、その辺はちょっとあれでしたけど。でもラス前のこの日に行けて良かったよ、翌日の最終日はあの大雪でしたから。
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