「現代絵画の展望」展
「現代絵画の展望」展―それぞれの地平線―
2007年12月8日(土)~2008年2月11日(月)
第一会場
旧新橋停車場鉄道歴史展示室
第二会場
Breakステーションギャラリー
(JR上野駅正面玄関口ガレリア2F)
現在「現代絵画の展望」展―それぞれの地平線―なる展覧会が、旧新橋停車場鉄道歴史展示室とBreakステーションギャラリーの2会場に分かれて開催されています。ちなみにBreakステーションギャラリーはJR上野駅のHard Rock Cafeの脇の階段昇った2階です。
何でこんな所で現代絵画、と思ったら、この展覧会の企画は東京ステーションギャラリーなんですねえ。現在東京ステーションギャラリーは改装中といことで、旧新橋停車場鉄道歴史展示室。ただここでは作品が入りきらないので、上野駅のギャラリーも使って、ということなんでしょうか。その辺はよくわかりませんが。
この展覧会では、2会場合わせて12名のアーチィストの作品が各2点づつの24作品が展示されています。ただし展示数は7:3ぐらいの割合で新橋の方が多いです。
新橋は、入っていきなり篠原有司男の作品が迎えてくれます。まじかで見ると強烈だね、これ。でもこういうギラギラした色使いは大好き。それとはうって変わって、加納光於の2作品も素敵です。こちらはなんとなく幻想的で、きめ細やかに描かれています。
そして個人的に新橋の目玉となる作品は、大岩オスカール幸男の「新橋」。もっともこれは私が彼の超大ファンということなんですけど。この作品の制作年が2007年となっているということは、ほぼ新作に近いと思う。相変わらず、彼の作品はいい香りがします。また、カタログには大岩オスカールとなってました、今後はこの名前でいくんでしょうか。
続いて上野。ここは完全にギャラリーです。ここでのお気に入りは、何と言っても丸山直文の作品。森の中からゆっくり汽車がやってくる様子がたまらなく良いです。昔のボブ・デュランのアルバムタイトルの「Slow Train Coming」、まさにそんな雰囲気の作品です。それと、小林孝亘や山本麻友香の作品も素敵です。
それと、今回の図録というかカタログ700円です。薄いですけど、内容も良いしお買い得感あると思います。
開催場所が新橋、上野なので通勤途中とかちょっと時間の空いた時とか、ふらっと行ってみたらいかがでしょうか。
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コメント
ステーションギャラリーの現状は仰る通りです。
東京駅のリフォームに合わせているので時間がかかるようです。
昨年の記事ですがTBします。
投稿: とら | 2008年2月10日 (日) 17時23分
はりるどさん
コメント&TBありがとうございます。
新橋の鉄道歴史展示室は、普段は鉄道の歴史みたいな地味な企画展です。なので、今回はさすがにびっくりしました。
投稿: イッセー | 2008年1月28日 (月) 00時29分
イッセーさんこんばんは。TBをありがとうございました。
大岩オスカールの新橋の新作はとても良かったです。
MOTでの個展も楽しみですよね。
新橋の鉄道歴史展示室には初めて入りました。
現代アートとのミスマッチがまた面白かったです。(普段は何を展示しているのでしょう…。)
投稿: はろるど | 2008年1月28日 (月) 00時03分