« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »

2007年12月

2007年 展覧会ベスト10

早いもので、今年もあとわずかとなりました。
この時期になると、一年間の振り返りも込めて、その年の自分なりの展覧会ベスト10を作ります。
ちなみに今までのベスト10は、
2004年展覧会ベスト10
2005年展覧会ベスト10
2006年展覧会ベスト10
となっています。

今年は仕事面、健康面いろいろあって、そんなに見に行ってないし、このブログもほとんど放置状態だったのでどうしようかと思いつつも、1年のけじめという意味合いもあり今年も作ってみました。
今年見に行った展覧会は77、それっとギャラリーもあるので約90ぐらいでしょうか。

ということでベス10です、

1.没後10年麻田浩展
20071asadahirosi
京都国立近代美術館
久々につぼに来た、という感じです。

2.狩野永徳展
20072kanoueitoku
京都国立博物館
最後の展示スペースは圧巻でした。

3.野田弘志展
20073nodahirosi
日本橋高島屋
こういう絵もあるんですねえ、しばし呆然。

4.アルフレッド・ウォリス展
20074alfreddworis
東京都庭園美術館
とにかく楽しい展覧会でした。

5.モネ大回顧展
20075mone
国立新美術館
今年は、自分がモネ好きということに、気づいてしまった年です。

6.松井康成の全貌展
20076matui
日本橋三越
短い会期中に、二回も行ってしまった。

7.キスリング展
20077kisring
松坂屋美術館
尾張(終り)名古屋でようやく見れました。

8.山本丘人展
20078yamamotokyuuzinn
松伯美術館
今回は、初めてみる作品が多かった。

9.山口晃展 今度は武者絵だ!
20079yamagutiakira
練馬区立美術館
あの臨場感が良いですね。

10.歿後10年玉之内満雄展
200710tamanoutimituo
サトエ記念21世紀美術館
これも結構つぼです、ただとにかく駅から遠かった。

10個選んでみました。もう4位からはほとんど順番関係ありません。それと、毎度のことなんですけど、選ぶ基準がどうしても個展中心ということになってしまいます。ですので、上記の10個以外でもいい展覧会当然たくさんあります。その辺を順不同であげると、

・地球の旅人展@東京都写真美術館
・都路華香@東京国立近代美術館
・中村宏 図画事件1953-2007@東京都現代美術館
・オルセー美術館展@東京都美術館
・マグナムが撮った東京@東京都写真美術館
・動物絵画の100年1751-2007@府中市美術館
・アートで候@上野の森美術館
・相原求一朗展@日本橋高島屋
・仙厓展@出光美術館
・フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展)@国立新美術館
・「昭和 写真の1945-1989」(第1部~第4部)@東京都写真美術館
・山種コレクション名品選(前期・後期)@山種美術館

以上こんな感じになりました。

しかしながら今年は活発ではなかった1年でした。来年はもっと展覧会に足を運んで、ブログも放置されることなく更新していければと思います。

ということで、皆様よいお年をお迎えください。

| | コメント (8) | トラックバック (5)

名古屋~京都へ ぷらっとな旅

何故か、中部から京都にかけての展覧会のチケット数枚が手元にあったので、それならばということで、12月15日(土)に行ってきました。例によって強行ツアーだったかも。

最初に向かったのは、「小牧・長久手の戦い」で有名な、愛知県小牧市にあるメナード美術館。今回名古屋までは、ぷらっとこだまを利用。朝東京駅を出て名古屋についたのが午前9時ちょっと過ぎ。新幹線の各駅停車なんで、時間はのぞみの倍ぐらいかかります。それでも今回はなぜか全く苦にならず、ボケーっと車窓を見ている間に到着。慣れなんでしょうか。名古屋駅から、名鉄に乗って岩倉駅で降りて、そこから小牧駅行きのバスに揺られて、10時過ぎに美術館到着。

開館20周年記念Ⅰ
メナード美術館の西洋絵画20アーチスト
2007年10月4日(木)~12月24日(月)
メナード美術館

開館20周年記念の第一弾ということです。西洋絵画の20人の画家の作品が展示されています。さすがに選りすぐられた20人ということで、どれも見応えのある作品が展示されている。
良いなあと思った作品は、ルオー「女曲馬師」やマネ「杖を持つ男(ぺラスケスによる)」、ギュスターブ・モロー「サロメの舞踏」、ピカソ「オルガ・ピカソの像」同じくピカソの「毛皮の襟をつけたオルガ」等など。
そんな中一番印象に残った作品は、マネ「黒い帽子のマルタン夫人」。この作品実物を見るのは、初めてだと思う。良い絵ですね、これ。作品に品があるというかなんというか。しばし絵の前で、立ち止まってしまいました。

20071216menadozennkei_2メナード美術館建物も素敵で、なかなか素敵な美術館です。
この後開館20周年記念の第2弾として、日本画の展覧会を、年明けの1月から。第3弾の日本洋画の展覧会を来年3月から開催とのことです。チラシを見る限りこちらも是非いってみたいのだが。

メナード美術館を後にして、今度はバスで小牧駅へ。ここから名鉄で平安通駅へ。さらにここから地下鉄名城線に乗り換えて、矢場町駅で下車。そのまま松坂屋美術館へ。ここへ来るのは、夏に「福田平八郎展」を見に来たので今年2回目。この日のお目当ては「キスリング展」。10月まで府中市美術館でやっていたので、その時に見よう見ようと思っているうちに、展覧会終わってしまい、こんなところまで見に来てしまいました。

キスリング展
2007年11月23日(金)~12月24日(月)
松坂屋美術館

20071216nagoyakisling何を隠そう、キスリングの作品をこれだけまとまった形で見るのは初めて。
どの作品力作揃いです。良いなあと思う作品を、メモしながら展覧会を見ていったら、2ページ分がビッチリ埋まった。今まで随分展覧会見てきたけども、ここまではそんなにないです。そんなこんなで、いちいち挙げていくときりがないので、その辺は省略。
わざわざ名古屋まで来たかいがありました。良かったあ。

このあと再び地下鉄乗り継いで名古屋駅へ。本当は栄で降りて、「ロートレック展」もと思ったのですが、こちらは年明けにサントリー美術館でやるので、今回はパス。

のぞみに乗って名古屋から京都へ移動。今年の夏に来た時は、今回と逆で、京都から名古屋へゆっくり鈍行の旅だったんですけど、今回はそうもいかず新幹線で移動です。のぞみは、名古屋の次が京都、乗ってる時間はわずかに40分強といったとこでしょうか。

京都駅から地下鉄に乗って、東山駅で降りてそこから歩いて岡崎公園内にある、京都国立近代美術館へ。

新収作品展-寄贈されたM&Yコレクション
池田満寿夫の版画
2007年11月20日(火)~12月24日(月)
京都国立近代美術館

20071216ikedamasuo2今回の展覧会は、池田満寿夫と佐藤陽子が共同運営していたM&Y事務所から、池田満寿夫の版画作品800点が寄贈されたのをうけ、その内の300点を展示したものです。
池田満寿夫の初期から晩年にいたるまでほぼ全ての時代を網羅しているだけあって、凄い作品数。版画で300点というのは、見る方も相当大変です。

いつもは最初はあまり時間をかけずにさらーっと見て、その後で気になった所を何度も見るというパターンが多いのですが、今回は最初から注意深く見ました。「凄い」と思って立ち止まったり、「何じゃこれは」と思って立ち止まったり。途中休憩を入れながら2周。疲れた、見終わった時はもうヘロヘロ。結局閉館ぎりぎりまでいたので、3時間ぐらい見てました。結局よくわからない、といった作品の方が多かった。貧弱な頭では、やはり天才を理解するのは不可能なんでしょうかねえ。でもこんなに必死で作品を見た展覧会というのは、最近あまりなかったので、満足と言えば満足かな。

展覧会だけならもうこの時間で行動終了なんですけど、この日は午後6時からこのブログではすっかりお馴染み(笑)の、永井龍雲のライブが京都の都雅都雅というライブハウスでありました。そこで、せっかく京都にいるんだしということで、河原町にあるライブハウス都雅都雅へ。午後6時頃から始まって、2時間ちょっとのライブ、疲れた頭には心地いいライブでした(詳細はまた別途ということで)。

その後、河原町から京都駅まで寄り道しながら、夜の京都の街を歩いてきました。日中は何度も歩いたことあるんですけど、夜の街は初めてです。途中強烈なおばちゃんを見かけたり、路上でふつうに布団しいて寝てるおばちゃんがいたりと、なかなか刺激的ではありました。あと、京都駅のクリスマスツリーも凄いですね。ただ上の方まで行くと、足がすくみます。

そして、京都駅から夜行バスに乗り、翌朝(12/16早朝)無事に東京に帰ってきました。今回もそれなりに楽しい旅だったかも(笑)。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「日経 五つ星の美術館」@日本経済新聞社

今日久しぶりに本屋に行ったら、こんな本を買ってしまった。

41ah9p3rrml_ss500_
「日経 五つ星の美術館」
日本経済新聞社

最近巷で話題のミシュラン同様に、また格付けかよと思ったのだが、まあ気にならないかと聞かれれば気になるわけだし、ミシュランに出てくるお店はほぼ全部知らないが、これに出てくる美術館はほとんど知ってるということで、買ってしまいました。もっともこっちの方が、ミシュランよりも出版は早く、値段も安い。

この本では、全国の公立の美術館の実力を、学芸力、地域貢献力、運営力に分けて、そのデータを基にそれぞれの美術館の偏差値を出して、その偏差値を元に格付けを行っている。
その中で、偏差値70以上の美術館を、5つ星の美術館としている。

ちなみに5つ星の美術館は、
1.横浜美術館 
2.愛知県美術館 
3.東京都写真美術館
4.静岡県立美術館 
5.神奈川県立近代美術館 
6.東京都現代美術館
の6館。一応6館とも行ったことはある。

これ以外でも、いろんな項目でのランキングが出ていて、美術館の特色を見る意味では面白い。普通美術館に行く場合、その事が目的ではなく、そこで開催されている展覧会が目的の場合が圧倒的に多いので、美術館の特色というのはわかりにくいものです。
また、偏差値60以上を4つ星、50以上を3つ星という格付けで紹介されています。

また、後半部分ではこれら公立の美術館や国立の美術館の抱える問題点が記されている。
今美術館は、冬の時代と言われています。1994年あたりまでの美術館バブルが嘘のように、自治体からの支援は減少の一途をたどり、正常な美術館運営を行うのも困難な美術館もあるようです。美術館バブルに沸いたのも自治体なんですけどね。
そんな中、いろいろと知恵を絞り、奮闘する美術館の様子も記されています。ただ今してるこのと結果が、1年や2年で出るものではなく、5年長いものだと10年ぐらいかけてやっていかないと結果が出ないというものが多いので、やっぱり大変な事だと思います。
でも、自分の街に誇りに思えるような美術館があるというのは、素敵なことですよ、きっと。

最後に、格付けはできませんが、個人的に好きな公立の美術館を10個あげると、
1.東京都写真美術館
2.東京都庭園美術館
3.渋谷区立松濤美術館
4.群馬県立館林美術館
5.宇都宮美術館
6.静岡県立美術館
7.府中市美術館
8.神奈川県立近代美術館
9.練馬区立美術館
10.千葉市美術館

これ以外にも、世田谷とか、うらわとか、やっぱり10個というのは無理があります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »