「大竹伸朗 全景」
大竹伸朗 全景 1995‐2006
2006年10月14日(土)~12月24日(日)
東京都現代美術館
東京都現代美術館で開催中の、「大竹伸朗 全景 1955‐2006」を見てきた。見てきたと言っても、行ったのが最終日。10月からやってんだからもっと早く行けよ、と自分に文句の一つも言ってみても、時が戻るはずもなく、やっぱり最終日となってしまった。ただこの日は気合を入れて11時には美術館に到着と言う離れ業で、混んでないうちに鑑賞できました。
実際に作品を見だすと、凄い作品数。噂では聞いていたのですが、実際に目の当たりにすると凄いね。一人の個展の作品数とはとても思えない。色んなタイプの作品があって、ポップなのもあり、ロックもあり、ニューウェーブもあり、もちろんパンクもありみたいな、作品的にはもちろん美術なんだけど、音楽の匂いがプンプンしてました。何が凄いって、地下2階から3階までの吹き抜け空間「アトリウム」に設置された「だぶ平&ニューシャネル」の脇にマーシャルアンプが置かれてた。この感覚が大好き。それと美術館に着いて、上を見上げると、美術館のてっぺんに宇和島駅の看板が展示されていた。この時点でもうすでに嬉しかったりして。
そんな中個人的に気に入った作品を何点か挙げますと、「ミスター・ピーナツ」「東京ープエリトルコ」「森Ⅰ(鹿)」「夜景」「十和田湖」「ジャマ・エル・フナ広場 マラケシュ」等々。中でも特に好きなのが「森Ⅰ(鹿)」。これは凄く好き。
本当に面白い展覧会でした。でもこれだけの作品数だから、本当は何回かに分けてもっとじっくり見れば、もっと面白いんだろうけど。そこはちょっと反省点です。それとこの展覧会、12月24日が最終日にも関わらず、まだ図録出来ていません。編集作業が追いつかないとお詫びのコーナーにコメントが出てました。因みに発売は、2007年1月だそうです。本当に出るのかなあ、最初は2006年11月発売だったらしい。
美術手帖12月号の表紙に書かれたコピーが良いねえ、「東京に落ちた最後の美術爆撃」。まさにその通りです。
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コメント
takさん
コメント&TBありがとうございます。
最終日になっても図録がないというのは
さすがに初めての経験でした。
本当にできるんでしょうか(笑)
投稿: イッセー | 2006年12月29日 (金) 22時40分
こんばんは。
最終日でもまだ図録できていなかったのですね!
私が行った時も同じこと想像しましたが
一体いつできるのでしょうね。
あれだけの作品量ですらか。。。
TB送らせていただきました。
投稿: Tak | 2006年12月28日 (木) 22時24分