« 山種美術館 連続鑑賞ストップ! | トップページ | 大塚博堂と松山千春 »

喜多八膝栗毛

柳家喜多八 高座三十周年記念 三夜連続独演会という仰々しいタイトルの独演会に行ってきた。もっとも私が行ったのは、三夜のうちの二日目と三日目。さすがに三夜連続博品館劇場というのは難しく、三人のゲストのうち小朝の日をパスして、志の輔師匠、小三治師匠の日に何とか行ってきた。

Kitahachi1
もうこのポスターからしてたまりませんぜ、旦那!

ということで、二日目は、9月27日(水)
この日の喜多八師匠は、「宿屋の富」「籠釣瓶花街酔醒(中)」の二席。「宿屋の富」は実は凄く好きな噺で、旅籠で大嘘ついて、富くじ当たって動揺して、そこから下げへといくあの流れが大好き。また「籠釣瓶花街酔醒(中)」も良かった。佐野次郎左衛門もあのぼそぼそとした感じが良かった。特に最後に越後屋にも見放されて国に帰っていく様子は何ともいえません。そしてここで二日目終了とあいなります。
またこの日のゲストは、安倍首相と同じ年の立川志の輔師匠。志の輔師匠の落語聞くのは、一月のパルコ以来なので、凄く久し振り。」やっぱり師匠と弟子はにるんですねえ、特にここは。まあうちは似てないというか、似たくないというか」こんなまくらで大爆笑。そのあと「はんどたおる」で大爆笑。やっぱり志の輔師匠は面白い。
それと、いつもめくりをしたり、座布団ひっくり返したり、お茶入れたりしてる前座さんは、柳亭こみちと言うらしい。柳貴家小雪に続いてファンになってしまいそうだ。

以下出演者とお題です、
「やかん」柳亭こみち
「宿屋の富」柳家喜多八
「はんどたおる」立川志の輔
    ー仲入りー
「たぬき」唄と三味線 太田その 松本優子
「籠釣瓶花街酔醒(中)」柳家喜多八

続いて、三日目は、9月28日(木)
この日が最終日ということもあって、けだるさパワー全開。
この日は、「首提灯」「籠釣瓶花街酔醒(下)」の二席。「首提灯」は辻斬りにあったことに気づかずに、首がずれていく仕草が最高です。また「籠釣瓶花街酔醒(下)」は、前日までの二日間頑張りすぎたのか、はたまた噺の切ればの都合なのか、前日までのあらすじ話しても、時間が短いということで、つなぎに「落ち武者」を披露。だからこの日は、三つの噺が聞けてラッキー。それにしてもご婦人にちょっかい出す所なんか、本当にいやらしそうで面白い。こういう噺させたらピカイチだわ。
で肝心の「籠釣瓶花街酔醒(下)」は、今までさんざん吸い尽くされた人達を刺し、最後八ッ橋も手にかける。何か切ないねえ。喜多八師匠の噺も良かった。この二日間で、喜多八師匠の色んな面が見れて面白い独演会だった。
それと忘れちゃいけないこの日のゲストは、喜多八師匠の師匠の柳家小三治師匠。この日は自分の独演会ではないので、まくらはたった一言「また似たようなものがでてきまして」とこれだけ。そして噺のお題は「一眼国」。小三治師匠の「一眼国」は何回も聞いてますけど、最近のは特に良いです。ちょっとゆっくり目のテンポで、それでいて何人もの人物を演じ分けていて、本当に丁寧に落語をしているという印象です。
それと、高座に上がる時と、高座から降りる時と、様子が小三治師匠と喜多八師匠がそっくり。強いて違いを挙げると、小三治師匠は背筋伸ばしてるのに、喜多八師匠は猫背でだるそう。とにかくよく似た師弟です。

以下出演者とお題です、
「浮世床」柳家ろべえ
「首提灯」柳家喜多八
「一眼国」柳家小三治
    ー仲入りー
「吉原・秋」唄と三味線 太田その 松本優子
「籠釣瓶花街酔醒(下)」柳家喜多八

|

« 山種美術館 連続鑑賞ストップ! | トップページ | 大塚博堂と松山千春 »

落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 喜多八膝栗毛:

« 山種美術館 連続鑑賞ストップ! | トップページ | 大塚博堂と松山千春 »