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2006年9月

喜多八膝栗毛

柳家喜多八 高座三十周年記念 三夜連続独演会という仰々しいタイトルの独演会に行ってきた。もっとも私が行ったのは、三夜のうちの二日目と三日目。さすがに三夜連続博品館劇場というのは難しく、三人のゲストのうち小朝の日をパスして、志の輔師匠、小三治師匠の日に何とか行ってきた。

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もうこのポスターからしてたまりませんぜ、旦那!

ということで、二日目は、9月27日(水)
この日の喜多八師匠は、「宿屋の富」「籠釣瓶花街酔醒(中)」の二席。「宿屋の富」は実は凄く好きな噺で、旅籠で大嘘ついて、富くじ当たって動揺して、そこから下げへといくあの流れが大好き。また「籠釣瓶花街酔醒(中)」も良かった。佐野次郎左衛門もあのぼそぼそとした感じが良かった。特に最後に越後屋にも見放されて国に帰っていく様子は何ともいえません。そしてここで二日目終了とあいなります。
またこの日のゲストは、安倍首相と同じ年の立川志の輔師匠。志の輔師匠の落語聞くのは、一月のパルコ以来なので、凄く久し振り。」やっぱり師匠と弟子はにるんですねえ、特にここは。まあうちは似てないというか、似たくないというか」こんなまくらで大爆笑。そのあと「はんどたおる」で大爆笑。やっぱり志の輔師匠は面白い。
それと、いつもめくりをしたり、座布団ひっくり返したり、お茶入れたりしてる前座さんは、柳亭こみちと言うらしい。柳貴家小雪に続いてファンになってしまいそうだ。

以下出演者とお題です、
「やかん」柳亭こみち
「宿屋の富」柳家喜多八
「はんどたおる」立川志の輔
    ー仲入りー
「たぬき」唄と三味線 太田その 松本優子
「籠釣瓶花街酔醒(中)」柳家喜多八

続いて、三日目は、9月28日(木)
この日が最終日ということもあって、けだるさパワー全開。
この日は、「首提灯」「籠釣瓶花街酔醒(下)」の二席。「首提灯」は辻斬りにあったことに気づかずに、首がずれていく仕草が最高です。また「籠釣瓶花街酔醒(下)」は、前日までの二日間頑張りすぎたのか、はたまた噺の切ればの都合なのか、前日までのあらすじ話しても、時間が短いということで、つなぎに「落ち武者」を披露。だからこの日は、三つの噺が聞けてラッキー。それにしてもご婦人にちょっかい出す所なんか、本当にいやらしそうで面白い。こういう噺させたらピカイチだわ。
で肝心の「籠釣瓶花街酔醒(下)」は、今までさんざん吸い尽くされた人達を刺し、最後八ッ橋も手にかける。何か切ないねえ。喜多八師匠の噺も良かった。この二日間で、喜多八師匠の色んな面が見れて面白い独演会だった。
それと忘れちゃいけないこの日のゲストは、喜多八師匠の師匠の柳家小三治師匠。この日は自分の独演会ではないので、まくらはたった一言「また似たようなものがでてきまして」とこれだけ。そして噺のお題は「一眼国」。小三治師匠の「一眼国」は何回も聞いてますけど、最近のは特に良いです。ちょっとゆっくり目のテンポで、それでいて何人もの人物を演じ分けていて、本当に丁寧に落語をしているという印象です。
それと、高座に上がる時と、高座から降りる時と、様子が小三治師匠と喜多八師匠がそっくり。強いて違いを挙げると、小三治師匠は背筋伸ばしてるのに、喜多八師匠は猫背でだるそう。とにかくよく似た師弟です。

以下出演者とお題です、
「浮世床」柳家ろべえ
「首提灯」柳家喜多八
「一眼国」柳家小三治
    ー仲入りー
「吉原・秋」唄と三味線 太田その 松本優子
「籠釣瓶花街酔醒(下)」柳家喜多八

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山種美術館 連続鑑賞ストップ!

山種美術館での連続鑑賞がついにストップしてしまった。

最近週末になるとどうも気分的にいまいちで、なかなか外出しない。この前の9月23日、24日の連休も結局外出しなかった。

本当は9月24日(日)に「花鳥の詩」展を見に行くつもりだったんです。この日が最終日ということも知っていたし、ぐるっとパスあるんでタダで見れるし、自転車で行くにも気候的にもだいぶ良くなってきたし。

でも結局行かず、家でダラダラしてました。これで2004年8月28日(土)~10月3日(日)に開催された、「平松礼二展ー「文藝春秋」表紙絵を中心にー」から、ずっと続いていた山種美術館の企画展の連続鑑賞が途絶えてしまった。この間に、速水御舟展や横山大観「夜桜」その他にも素晴らしい作品をたくさん見てきた。ここの美術館の実力は素晴らしい。日本画に関して言えば間違いなく日本屈指の美術館です。

という事で、9月30日(土)からまた新たな企画展が始まるので、また見に行こうと思う。幸いまだぐるっとパス使えるし。で今度の企画展は、「竹内栖鳳とその弟子たち 重要文化財《斑猫》登場」。そうです、あの重要文化財「斑猫」が登場します。この作品はまだ実物を見たことがないので、凄く楽しみです。

年末・年始にかけては、千住博さんの展覧会もあるし、やっぱりここははずせない。

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今度は、スケバン刑事

何かあると発売する、スペシャルパスネット。
以前に「侍ジャイアンツ」のDVD-BOX発売に合わせて、スペシャルパスネットが発売されたのは記憶に新しい所です。ちなみに現在はスタートレックのパスネット発売してます(何と今日の帰りポスター見たら売り切れだそうです)。
そして9月25日にはこんなパスネットが発売されます。

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「スケバン刑事」

ただ、発行枚数と値段が、3000円で3000枚というのは、なぜ?の嵐。侍ジャイアンツは、1000円で10000枚だったのに。購買層は、アングラ中年で、そんなに買う人はいないけど、買う人は高くても買う、という狙いか。まさに完璧な狙いだ。
ちなみに映画は9月30日公開。しかしスカート短いねえ。
しかし今回のスケバン刑事は凄いね、セーラー服じゃなくて、戦闘服みたいの着てるし、相手のモー娘のおね-ちゃんなんか、ボンテージファッションでした。女王様みたいだ。
南野陽子の時のような、妙に笑えるほんわかした部分がないような。雪乃さんもいないし。
注目は、斉藤由貴が母親役で出るくらいか。ナンノは出ないんでしょうか。暗闇指令は、って見に行かないから、別にどうでもいいんだけど。

それでも、とりあえずチケットショップとヤフオクあたってみますか。

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近藤浩一路の全貌展

光の水彩画 近藤浩一路の全貌展
2006年9月10日(日)~10月15日(日)
練馬区立美術館

Kondoukouitirou練馬区立美術館に、「光の水彩画 近藤浩一路の全貌展」を見に行ってきた。
西洋画から始まり、新聞社での漫画記者を経て、日本画へ、さらには水墨画へと変貌していく近藤浩一路の生涯を通しての画業が紹介されている。

第一章:浩一路の画業(一)
近藤浩一路は、東京美術学校西洋画科に入学し、本格的に絵を学ぶ事になる。この時の同級生に、岡本一平や藤田嗣治がいる。この頃の作品で印象深いのが、「草刈乙女」や「下京の夜」。まだまだ水墨画と出合う前の作品だが、良い感じです。特に「草刈乙女」は当時の西洋画にどっぷり浸かった様な雰囲気の作品。
この後、浩一路は読売新聞の漫画記者となり、朝日新聞の漫画記者となった友人の岡本一平と「東京漫画会」を結成し活動していく。
こうして、画家と漫画記者といういわゆる二束の草鞋の状態から、次第に画家へと、しかも日本画へと傾いていく。この背景には、川端龍子や小川芋銭らが結成した「珊瑚会」への参加が強く影響している。そして今回の展覧会では、この「珊瑚会」のメンバー達の作品も展示されている。またこの時期の浩一路の作品としては「黎明」が素晴らしい。この光の加減が抜群に良い。また「山寺」も好きな作品。ちょっと横山大観の影響があるような感じもします。

第二章:浩一路の画業(二)
次第に水墨画の世界に傾倒していき、さらにこの時期のフランス旅行や中国旅行が転機となり、洋画的な光線表現をいかした水墨技法を生み出していく。光の水墨画誕生の一瞬かもしれない。
そしてこのコーナーで紹介されているのが、「鵜飼六題」の内の、「浴泉」「黄昏」「飛汀」の三点。どの作品も凄い。躍動感と光の迫力がすごいです。ちなみに残り三点は後期展示だそうです。また「京洛十題」から七点が展示されており、そんな中で「市原野夕照」と「大原野立夏」が素晴らしい。
さらには、「東寺落影」や「山百合」「水郷」「一条戻橋」、それと「茶摘」この茶摘をしているお嬢さんたちの表情がなんとも言えず良いです。また「覚円山雨」や「広沢雨余」も良い。特に「広沢雨余」は山の様子と雲の様子が絶妙のバランスで描かれえます。

第三章:浩一路の画業(三)
このコーナーで展示されている「潦(仲秋)」という作品良いです。というのもホームページでこの作品を見て、この展覧会に行きたいと思った作品ですから。また「雨期」「水田」の作品は、両方とも田植えをえがいたものです。でこの二作品の雲の描き方だ凄い。迫ってくるような迫力。また「十三夜」や「澄」、「金閣寺」と良い作品が続きますが、中でも素晴らしいのが「おぼろ(法隆寺)」。この雰囲気最高です。この日見た中で一番好きな作品。タイトルと作品がピッタリと合ってる。

第四章:光と影の世界
光と影をたくみに使い分けて、この頃になると円熟の境地とでも言うような作品が展示されてます。
「麦踏」や「林中朝耀」「竹林朝陽」「野々宮参道」「白梅図屏風」等々お見事です。素晴らしすぎてため息。

第五章:水の情景
水をテーマにした作品が展示されている。
「八瀬新緑」「白雲山湖」修善寺春雨」「潮騒」と臨場感のある素晴らしい作品が展示されています。

第六章:自然への憧景と旅
旅で訪れた場所の風景が描かれえいる。「昇仙峡」「富士山」「京洛風景」等々。

第七章:慈しみの眼差し
ここに展示されている作品の中では、「狗」が抜群にプリティです。さらにはスケッチや絵日記も展示されていて面白い。特に絵日記に描かれている人達の表情は笑える。

それにしても見応えのある展覧会だった。やっぱり練馬区立美術館は侮れない。それと前期・後期で展示替えが結構あるので、後期にもう一度見に行こうと思う。

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「喜ぶ少女」

7月に伊東にある、池田20世紀美術館に行った時に、何とも素敵なブロンズ像に出会った。

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それがこの「喜ぶ少女」。もうこの顔の表情や手の仕草がとってもキュートで可愛い。そして、ここまで表現できる彫刻家の技量に驚かされました。
このブロンズ像を作ったのは北村西望。国会議事堂内に設置してある「板垣退助翁」像や、あの長崎の平和公園の「平和祈念像」も、北村西望の作品だそうです。全く知らなかった、恥ずかしい。

それにしても良い作品だ。何がそんなに嬉しいの、と思わず聞いてみたくなる。そんな素敵な作品です。

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