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川端龍子展

生誕120年川端龍子展
2005年10月29日(土)~12月11日(日)
江戸東京博物館

2005_12170144だいぶ前の事ですが、江戸東京博物館に、「生誕120年川端龍子展」を見てきた。川端龍子は、洋画からキャリアをスタートさせ、途中挿絵画家としての活動をし、その後に日本画に転向したという、ある意味変わり種です。再興院展で認められ、その中で活動していきます。その時代の作品では、なんとも趣きがある「龍安泉石」や色使いが印象的な「土」、そしてスケールの大きな「一天護持」。この「一天護持」は、後のスケールの大きな作品を予感させる。

そして院展を脱退して自らの美術集団「青龍社」を結成します。やっぱり自分の表現したいことが大きくなって、組織さえも邪魔になって窮屈な物に感じてしまったんだろうと思う。パイオニアの宿命なのかもしれない。そしてこの青龍社から発表された、「請雨曼茶羅」や「潮騒」「龍巻」「怒る富士」等々の素晴らしい作品が展示されています。また、アングルが面白い「南飛図」、この作品最初に見た時はどの角度からかよくわからなかった。そして今回一番印象に残った作品は「草の実」。何パターンもの金が使われていて、微妙に違う色使いも見事です。「爆弾散華」も印象的でした。ただ美しいだけでなく、何とも言いようのない激しさが表現されている。また、今回作品とは違った意味で印象的だったのが、青龍社の幟。この大きな幟を掲げて、青龍展を行うときの気持ちの昂ぶりと心意気が、この幟から伝わってくる。

今回良い展覧会だったと思うが、会場の問題なのか見たい作品で今回展示されていない作品が結構あった。ので、年明けに五浦まで足をのばして、今回見れなかった作品も見てみたい。

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