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佐伯祐三展 (1回目)

佐伯祐三展 芸術家への道
2005年9月10日(土)~10月23日(日)
練馬区立美術館

Saekiyuzo水曜日深夜に、いつものようにコンビニにぴあを買いに行き、パラパラ見てると佐伯祐三展の文字が。この時に、私の中でスイッチが入ってしまいました。佐伯祐三 キターー!って感じです。ということで、午前中で仕事を終わらせ、行ってきました練馬区立美術館。金曜日は体調最悪で外出先から直帰してしまい、正直初日に行くのは無理かとも思ったんですけど、朝起きてみると何故かハイテンションで、行ってきました。しかも初日です。今回の展覧会は、「美術学校時代」「第一次滞仏時代」「一時帰国した下落合時代」「第二次滞仏時代」の、4つの時代に分類されて作品が展示されています。

美術学校時代の作品としては、自画像や裸婦画などが多く展示されている。そして、それらの作品を見ていくと、中村彜からかなり影響を受けていたというのがわかる。絵のタッチが似ている。

そして、第一次滞仏時代・第二次滞仏時代と、2度のフランス滞在でいわゆる佐伯祐三の作風ははぐくまれて行く。フランスに渡って最初の頃の作品は、風景全体を描いた風景画が中心だったようですが、次第にパリの街の一角を切り抜いたような、あの独特のタッチになって行きます。この街角を描いた作品からは、ユトリロの影響が垣間見れます。少し斜めに、そして街角全体がうねっているかのような印象を与える作品たち。佐伯祐三の思いのたけが、キャンパスに表現されているといった感じです。さらに、そこには多くの人達の姿も描かれていて、ただ単に街角を描いたのではなく、そこい生きている人達の息吹も伝わってくる。第二次滞仏時代の作品は、感性がより研ぎ澄まされ作品がシャープさを増した感じがする。一番最初に衝撃を受けた作品「ガス灯と広告」もこの時代の作品。もっともこの時は佐伯祐三という名前は知らなかった。その後印象に残る作品が何点かあり、その画家の名前が佐伯祐三だった。

また、第一次滞仏時代・第二次滞仏時代の間に、一時帰国して下落合に住んで活動していた時代の作品も展示されている。「下落合風景」と題された作品が多く、あの独特のタッチで描かれており、もちろんそこで生活する人達も描かれている。

わずか30年という短い生涯ということを考えると、遺した作品は多い。貪欲に、そして必死に制作活動にしたという証だろう。「パリでしか私の芸術は見出せない」と言ったのもうなずける。まさに太く短く全速力で駆け抜けた人生だったと思う。また、今回そんなパリ滞在時の写真も展示されていたり、当時描いたアングルと同じアングルで、現在の様子を写した写真も展示されている。80年近くたっているにもかかわらず同じ景色がいくつかまだ残っています。

今回の展覧会は、油彩・水彩・その他関連資料も合わせて約140点もの作品が展示されている大規模展覧会です。たっぷり時間をかけてじっくり見るとをお勧めします。見応え十分です。初日という事もあったんでしょうか、お客さん入ってました。ギャラリートーク40人ぐらいいたと思う。

今回の佐伯祐三展は、11月に和歌山県立近代美術館に巡回します。というか、東京で開催というのを知らなかったので、11月に和歌山に行く気満々だったんですけど、こっちで見れてよかったです。といっても、和歌山会場のみの展示という作品が何点かあるようなのでそっちも気になります。10月23日(日)まで開催ですから、あと何回かは足を運ぶと思います。最後に、図録のタイトルページの表記で、和歌山県立近代美術館美術館と表記されてます。美術館が一つ余計だと思うんですけど。

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