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日本画で歌を詠む

日本画で歌を詠むー日本の詩情ー
2005年7月2日(土)~8月21日(日)
山種美術館

Nihonngawoyomu_thumb山種美術館に「日本画で歌を詠むー日本の詩情ー」を見に行ってきました。いつものように最終日の鑑賞です。今回日本画で歌を詠むというタイトルだけあって、絵の脇に詩が添えられている。

まず最初に、速水御舟「昆虫二題 葉陰魔手」が展示されている。いきなりのインパクト。この作品昨年の速水御舟展でも見ましたけど、このくもの巣の描き方は尋常でないです。他にも、石田武「早春賦」や山本丘人「入る日(異郷落日)」、千住博「貝の夢」、吉川優「道」等良い作品が続きます。ちなみに、2006年12月に千住博展やるみたいです。といってもずいぶん先の話ですが。また、平松礼二「路ーこの道を唱いながらー」、この作品も昨年の平松礼二展で見ましたけど、この桜の描き方は何度見ても良いです。さらに、小茂田青樹「青竹」や佐藤太清「清韻」、は昆虫が良いアクセントになってます。前者は一匹のトンボ、後者は数匹の蝶。他にも、池田遙邨「まっすぐな道でさみしいー山頭火ー」や横山大観「竹」と、毎度毎度充実したラインアップです。

そんな秀作揃いの中で今回特に印象に残ったのが、山口華楊「木精」と石田武「寒林」の二点。両方の作品ともふくろうが描かれています。前者は、樹の根の部分に止まり振り返るふくろう。この作品の色使いが神秘的で、そこにふくろうがあいまって実に良いです。後者は、森の中の葉の落ちた木から、ふくろうがはばたく様子が描かれている。ふくろうというと、木に止まっているといった、動いていない状態の作品は多く見かけるが、こうして動いている様子を描いた物は今まで見た事がない。そういう作品も結構あるのかもしれない、気に留めておこうと思う。

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