楽園
三好和義の世界展~楽園~
2005年8月3日(水)~8月8日(月)
松屋銀座
銀座松屋にて、「三好和義の世界展~楽園~」を見てきた。三好和義さんは、16歳の時に「牛」という作品で、史上最年少で二科展に入賞。さらに26歳の時に写真集「楽園」を発表し、木村伊兵衛写真賞も受賞している。今回の展覧会では、それ以降20年間に渡って楽園をテーマに撮り続けて来た作品約250点が展示されている。
楽園と言ってまずイメージするものはやはり海、というわけで沖縄や世界で一番きれいな珊瑚礁と言われるマーシャル諸島、モルディブ、タヒチ等の写真が展示されている。どれも楽園と言う言葉がピッタリとあてはまる写真ばかり。そんな中、モルディブは、地球温暖化による海面上昇で、国土の80%が水没してしまう可能性があるという。なんとかならないものか。
また、今回の展示作品の中で一番インパクトがあったのが、赤い楽園というタイトルが付いた、サハラ砂漠を撮影した写真。赤い砂漠には、強烈なインパクトがある。あと、砂漠が波を打っているかのような写真も強烈、まさに砂の波というのがぴったりの写真。他にも赤い砂漠の上に映る月も幻想的で良いです。
他にも、アフリカをテーマにした作品や、チベットをテーマにした作品等も展示されている。また、海外ばかりでなく、四国八十八ヶ所や吉野川、屋久島等の作品展示されている。そんな中、夕暮れの吉野川を撮った作品は素晴らしい。こういう景色は、いつかどこかで見たことがあるような気にさせてくれて、懐かしい気がする。また屋久島を撮った作品も素晴らしい、こういった写真を見れば見るほど屋久島に行ってみたいという気持ちが強くなる。
それにしても、しばし日常を忘れさせてくれる、見ていて楽しい展覧会でした。
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