北斎と広重展
幻の肉筆画発見 北斎と広重展
2005年6月7日(火)~6月19日(日)
日本橋三越本店新館7階ギャラリー
日本橋三越本店にて、「北斎と広重展」を見てきました。さすがにビッグ・ネーム2人の共演だけに、大変な混雑。今回の主な展示作品は、葛飾北斎が「富嶽三十六景」「諸国瀧廻り」「諸国名橋奇覧」等々。また歌川広重が「東海道五十三次」「浪花名所図会」「義経一代記」等々と、全部で約240点もの作品が展示されている。さらに、いつもの展覧会とレイアウトが違い、くねくねしていて、渋滞に拍車がかかっていた。
そんな中今回の目玉と言えば何と言っても約20点の肉筆画。さすがにこれは見たことないです。葛飾北斎「雁と歌仙」「鮑と細魚」「滝見巡礼」等々。特に「滝見巡礼」は凄いスケールです。歌川広重「吉野之桜」「十二ヶ月風俗図短冊」「月下の住吉」等々。どれも良い作品です。
最後に、北斎や広重らの浮世絵から影響を受けた、ゴッホの作品とそれらの元になった広重の作品が並べて展示されている。ゴッホ「雨中の橋」と、その元になった広重「大はしあたけの夕立」、ゴッホ「花咲く梅の花」と、その元になった広重「亀戸梅屋敷」。さらにゴッホ「タンキー親爺の肖像」のバックにも、浮世絵が描かれている。この前見た、ジェームズ・アンソールもそうだったが、西洋の画家で、浮世絵に影響を受けた人は多い。何か不思議な感じもするけど。
良い展覧会でした。それにしても最近の三越の展覧会は凄いものがあります。図録を買うと、次の展覧会の招待状頂けるので、ついつい来てしまい、その都度図録買ってる。これって三越の思うつぼってやつですか。でも、買うだけの価値はあります。それくらい充実してます。今回もまた図録買ったら、次の展覧会の招待状頂きました。何と「ジャン・コクトー展」、凄すぎて言葉がでません。何か今から図録買ってる自分の姿が目に浮かぶんですけど。
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