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「写真はものの見方をどのように変えてきたか」第2部「創造」

10周年記念特別特別企画
東京都写真美術館コレクション展
「写真はものの見方をどのように変えてきたか」第2部「創造」
2005年5月28日(土)~7月18日(月)
東京都写真美術館

Syabisouzou恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館で 、開館10周年特別企画展「東京都写真美術館コレクション展 写真はものの見方をどのように変えてきたか」第2部「創造」を見てきました。今回は、4部構成の内の第2部「創造」で、7月18日(月)までの開催です。

創造ー絵画との出会いと別離
ここでは、写真が芸術としての地位を獲得するための、さまざまな試みが行われた。絵画主義と言われたピクトリアリズムでは、絵画を模してモデルにポーズをとらせ写真を撮り、背景と合成していくといった方法で、「クリスマスキャロルを歌う」という作品は、デッサンと合成によって制作された写真との両方が展示されている。また「夜明けと日没」も、人物の写真と背景の写真を貼りあわせて、再度撮影されている。また、日本においてもヨーロッパとほぼ同時期に、ピクトリアリズムが入ってきていろいろな作品が作られている。当時の日本では、「芸術写真」と呼ばれていた。しかしながら、こうしてピクトリアリズムによって、芸術としての地位を確立するかに見えた写真も、次第にストレートな写真表現へという動きが強くなり、ピクトリアリズムとの別離をむかえることとなる。

回帰ー写真の眼
ここで一番興味をひいたのは、「電球を通り抜ける弾丸」。これは高速フラッシュを使って撮影されたもので、100万分の1までの撮影が可能。1936年でここまでの技術があったというのは、正直驚きました。またロール・アルバン=ギヨによる「装飾美術の顕微鏡による研究」は、顕微鏡を付けたカメラで撮影され、結晶体や動植物の細胞が撮影されている。こういう技術がこの時代にすでにあったというのは、やはり驚きです。その他にも、リアリズムを追求した写真も展示されている。また、バウハウスに代表される、造形芸術の作品も多く展示されている。今使われている、写真の合成技法の多くは、バウハウス全盛のこの時期に作られている。

それにしても、今使われている技法の多くが、随分前から使われているというのは、正直驚きました。いろいろやってみようと思う、好奇心の強い人はいつの時代にも必ずいて、そういった人の情熱が驚異的なスピードで技術を向上させていくのだと思う。いろいろ知らない事が多くて、勉強になります。残りの2つのシリーズも凄く楽しみ。

ということで、今後の予定は、
第3部「再生」7月23日(土)~9月11日(日)
第4部「混沌」9月17日(土)~11月6日(日)

また、新潮社の「とんぼの本」シリーズとして、東京都写真美術館学芸員藤村里美氏監修による、写真の歴史入門 第2部「創造」モダンエイジの開幕も出版されています。

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