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曽我蕭白展

曽我蕭白展ー無類という愉楽ー
2005年4月12日(火)~5月15日(日)
京都国立博物館

京都国立博物館にて、「曽我蕭白展」を見た。今回の京都日帰りのメイン・イベント。土曜日の午後3時頃に博物館に到着。最終日の前日の土曜日、想像していた程は混んでいなかったのでよかった。これが東京だったらと思うと、ゾッとします。

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曽我蕭白は、基本的には水墨画です。従来ある水墨画の流れに、オリジナルティを混ぜ合わせて、独自の蕭白ワールドを築き上げたという感じでしょうか。それにしても描写が細かくて、人や動物もそうだが表情が実に豊かに描かれている。「三酸図屏風」のうらめしそうな表情や、「太公望図」や目をひん剥いた表情が印象的な「達磨図」、道端で寝てしまう「李白酔臥図屏風」、ちょっとおちゃめな「柿本人麻呂図」、あと「後醍醐帝笠置潜逃図」も良い雰囲気でてます。

また、「松鶴図屏風」や「松に孔雀図襖」等は、構成力とでも言うんでしょうか、バランスが素晴らしくて絵が生き生きしている感じがする。この点からすると、「群仙図屏風」も凄いの一言、おまけにカラーだし。左隻の方は、よく描かれ過ぎててちょっと気持ち悪い部分もある。「鷹図」も同じ。でもそこがまた癖になりそうで面白い。「夏景山水図」や「虎渓三笑図」のような、ごつごつした感じはとっても良い。目一杯にそれこそうるさいぐらいに書き込まれている。あと「柳に亀図」これも良い、亀の必死さが絵から伝わってきます。あれもこれもと、展示してある約100点作品全てが面白い。そんな中、今回の展覧会で一番好きな作品が「大黒図」。これ最高に良い。この大黒様の嬉しそうな表情はちょっと描けません。描いてる時の蕭白の顔を想像するとこれがまた面白い。

それと今回の図録が凄いです。総頁約400p、背が3cm、観音開きだけじゃなくて、上にも開くようになってる。この前に見た「村上華岳」の図録も、総頁約320p、背が2.5cm。重くて大変でした。それでいて値段が普通の図録と変わらないからまた凄い。

楽しい展覧会でした。無理して京都まで行った甲斐があったというものです。夏には「坂本龍馬生誕170年記念龍馬の翔けた時代展」をやるのでまた来たい。あと、「円山応挙が、なんぼのもんぢゃ!」って言うキャッチコピーとっても好き。本当に行って良かった。

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