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2005年5月

リバプール優勝!

日本時間の、5/26の明け方に行われた、04-05UEFAチャンピオンズリーグの決勝戦。PK戦の末、リバプールがACミランを破り、実に21年ぶりの頂点。

それにしても、前半終わって3-0となった時はもう寝ようかと思った。3点目のクレスポのゴールなんて、カウンターのお手本みたいなゴール、こんな大舞台でこんなに簡単にゴール決まっちゃうわけ、みたいなそんな感じ。

でもさすがにここまで来ると、そう簡単には終わらない。後半フォーメーション変えて、ジェラードをトップ下にしてから、怒涛の反撃。特に1点目のジェラードのヘッド凄かった。この後、後半15分までに3点取って同点。こんなのありかよ、などと明日の仕事の事も忘れて、最後まで見てしまいました。

後半15分以降は、ミランの方が優勢だっら。決定的な場面いくつかあったし。でもそこをまた奇跡的な守備で防ぐわけです。こうなってくると、PK戦になった時点でリバプール有利だよ、また最後シェフチェンコがPK外して終わりというのも、ドラマチックやねえ。

この負けは、ミランの選手、チーム、サポーターにとってもう立ち上がれないくらいのショックだと思う。逆にリバプールにとっては、もうたまらない優勝。俺がリバプールサポーターだったら泣いてるよ、絶対。実際サポーターの中には、泣いてる野郎どももいたし。スタジアムは、「You'll Never Walk Alone」の大合唱。

正直あまり興味なかったんだけど、寝ないで見ててよかった。それにしても、応援してないチーム同士の試合だと、素直に楽しめるからいい。これがACミランのサポーターだったら会社行かないかもしれない。

でも本当は、バイエルン・ミュンヘンにあの舞台に立っていて欲しかったというのが本音なんだけどね。バイエルンは準々決勝でチェルシーに負けてしまった。

立ち上がれないぐらいの敗北というと、カンプノウでのマンチェスターユナイテッドとの決勝戦。でも、この試合はリアルタイムで見たわけではないのでまだあれですけど。あと、Jリーグだと、2003年2ndのマリノスとの最終節。この試合はスタジアムにいたから、帰りがつらかったのは覚えてる。

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ぐるっとパス関西2005

ちょっと前の、京都日帰りの時に、いつものように展覧会チラシをいろいろと物色していると、ぐるっとパス関西2005のチラシを見つけた。東京のぐるっとパス2005は、私も愛用させてもらって結構便利なのだが、ぐるっとパス関西は東京よりも凄い気がする。

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比較すると、有効期間が2ヶ月というのはどちらも同じ、使える施設は東京46ヶ所に対して関西は60ヶ所。なんと言ってもその値段、東京2000円に対して関西は1000円と半額。また、使えるエリアが東京は当然のことながら東京のみ、それに対して関西は、大阪・京都・滋賀・奈良・兵庫・島根、もっとも島根は足立美術館のみですけど。この企画どっちが先にスタートしたのかよくわかりませんが、やる気の差は歴然。関西の美術館事情はよくわかりませんが、パンフレット見る限りそれなりの所は押さえてあると思う。

東京も、この際ぐるっとパス関東と変えて、80ヶ所ぐらいにして価格は据え置き2000円。このくらやってもいいんじゃないの。このパス使って、ラ・トゥールもルーブルも割引で見れて、川村記念美術館にも入れるなんていったら素敵だと思いませんか。

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ゴッホ展入れず!

5/21(土)ゴッホ展を見ようと思って、近代美術館へ。午後8時までやっているという事なので、夜ならそんなに混んでないだろうと思って、午後6時頃近代美術館へ。

行ってみてその行列の凄さにびっくり。入場する人の列の最後が、公文書館の門の方まで行ってる。実は今回の会期中何度か来たんですけど、その度凄い列で次の機会にと思ってるうちに、気が付けばラス前、しかも明日は来れない。といった状況になってました。待ち時間は70分。これだけ待って入っても、50分あれば見れるか、などと思ってるうちに、満員の丸の内発ゴッホバスは到着するし、竹橋方面からはひっきりなしに人が来るしと言う事で、今回はあきらめました。さすがに70分待って、満員状態で絵を見るほど暇じゃないし。ミュシャは60分待ってもどうしても見たかったけど、今回はそれ程じゃないし。

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それにしても人、人、人、、、、、

そう言えば、昨年の「琳派展」も凄い人で、見ること出来なかった。場所も同じ東京国立近代美術館。こことは縁がないんでしょうか。京都国立近代美術館とは相性良いんですけど。これだけ人気あるんだから、木・金の平日夜8時までなんて早い時間で終わりじゃなくて、10時ぐらいまでやっててくれれば、何とか見れるんだけど。

まあ、今回はご縁がなかったということで。

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曽我蕭白展

曽我蕭白展ー無類という愉楽ー
2005年4月12日(火)~5月15日(日)
京都国立博物館

京都国立博物館にて、「曽我蕭白展」を見た。今回の京都日帰りのメイン・イベント。土曜日の午後3時頃に博物館に到着。最終日の前日の土曜日、想像していた程は混んでいなかったのでよかった。これが東京だったらと思うと、ゾッとします。

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曽我蕭白は、基本的には水墨画です。従来ある水墨画の流れに、オリジナルティを混ぜ合わせて、独自の蕭白ワールドを築き上げたという感じでしょうか。それにしても描写が細かくて、人や動物もそうだが表情が実に豊かに描かれている。「三酸図屏風」のうらめしそうな表情や、「太公望図」や目をひん剥いた表情が印象的な「達磨図」、道端で寝てしまう「李白酔臥図屏風」、ちょっとおちゃめな「柿本人麻呂図」、あと「後醍醐帝笠置潜逃図」も良い雰囲気でてます。

また、「松鶴図屏風」や「松に孔雀図襖」等は、構成力とでも言うんでしょうか、バランスが素晴らしくて絵が生き生きしている感じがする。この点からすると、「群仙図屏風」も凄いの一言、おまけにカラーだし。左隻の方は、よく描かれ過ぎててちょっと気持ち悪い部分もある。「鷹図」も同じ。でもそこがまた癖になりそうで面白い。「夏景山水図」や「虎渓三笑図」のような、ごつごつした感じはとっても良い。目一杯にそれこそうるさいぐらいに書き込まれている。あと「柳に亀図」これも良い、亀の必死さが絵から伝わってきます。あれもこれもと、展示してある約100点作品全てが面白い。そんな中、今回の展覧会で一番好きな作品が「大黒図」。これ最高に良い。この大黒様の嬉しそうな表情はちょっと描けません。描いてる時の蕭白の顔を想像するとこれがまた面白い。

それと今回の図録が凄いです。総頁約400p、背が3cm、観音開きだけじゃなくて、上にも開くようになってる。この前に見た「村上華岳」の図録も、総頁約320p、背が2.5cm。重くて大変でした。それでいて値段が普通の図録と変わらないからまた凄い。

楽しい展覧会でした。無理して京都まで行った甲斐があったというものです。夏には「坂本龍馬生誕170年記念龍馬の翔けた時代展」をやるのでまた来たい。あと、「円山応挙が、なんぼのもんぢゃ!」って言うキャッチコピーとっても好き。本当に行って良かった。

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村上華岳展

村上華岳展
2005年4月12日(火)~5月22日(日)
京都国立近代美術館

京都国立近代美術館にて「村上華岳展」を見てきました。今回の京都日帰り美術館巡りの一つの目玉です。「製作は密室の祈り」という言葉を残し、芸術と宗教の融合を目指した孤高の異才、村上華岳の生涯を振り返る、大規模な回顧展です。

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時代区分としては、四つの時代に大別されています。

Ⅰ.美工・絵専から文展時代
この時代というか、この展覧会の一番最初に展示してある「羆」。まずこの作品からして、見惚れてしまうほど良い。毛並みが良くて、圧倒的なスケール感をもちながらも、顔がすごく穏やかに描かれています。そして次の展示されている「驢馬に夏草」この三頭の馬の表情も非常に穏やかに見える。いきなり凄い描写力。この時代のものとしてもう一枚印象的なものとしては、「夜桜之図」。三味線を弾いたり、踊りをする舞妓さんたち、それを見ながら酒を飲んだり、寝そべったりしている旦那衆、またそれらを見物しようとして、側を行きかう大勢の人達。もう最初から素晴らしい作品が多すぎ、ちょっと飛ばしすぎなくらいです。

Ⅱ.国画創作協会時代
「牡丹に蜂ノ図」や「牡丹遊蝶図」、「八重椿」といった作品に見られる、牡丹や椿といった植物もよく描かれている。植物は別にこの時代だけでなく、長きにわたって描き続けている題材。また「樹林」や「秋林」といった作品良いです。絵の濃淡をうまく使って、絵に奥行きが感じられる。今回の展覧会のチラシに使われている「裸婦図」、この女性の顔何となく菩薩のように見える。胸まで描かれているのだか、どうもエロスよりも手を合わせて拝んでしまいそうだ。

Ⅲ.花隈隠棲時代
四つに分けた時代の中では、この時代の作品が一番多く展示されている。
「白梅図」や「水盤菊花図」「墨牡丹之図」といった植物画は相変わらず素晴らしい。「秋谿之図」や「秋谿瀑流之図」は森の様子や、森の中の激しく流れる滝がよく表現されている。また、この時代も観音菩薩像が多く描かれているが、その中には女性の観音菩薩像も多く描かれている。これは、「裸婦図」を発展させた、霊性と官能性を持ち合わせた独特の観音菩薩像ということらしいです。

Ⅳ.最晩年
昭和12年からお亡くなりになる昭和14年までの、3年間の作品が展示されています。
「聖蓮華」。今回数多くの観音菩薩像を描いた作品が展示されていますが、それらの中で一番好きなのが作品です。「牡丹之図」や「牡丹花図」は良い、というか今回の展覧会でとにかく印象に残ったのは、牡丹や椿といった植物画の素晴らしい作品が多く展示されていたということです。また、「懸崖夏景図」や「紅葉の山」は、最晩年の作品とは思えないぐらい力強く素晴らしい。今回の図録の表紙にも使われている「牡丹」はもう言う事のないくらい素晴らしい。しかもこの作品は、絶筆だそうです。凄すぎる。

また、これら以外にも、書や下図などが展示されている。また4階のコレクション・ギャラリーで展示されていた「苺」も良かった。因みにこの展覧会、5月28日(土)~7月3日(日)の日程で、富山県水墨美術館に巡回されます。それにしても、これだけの展覧会なのに、2ヶ所だけみたいです。東京にも巡回しないみたい。本当は、いろいろな所巡回して、多くの人たちに見てもらいたいと思うのだが。なんとももったいないことです。

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Judas Priest@日本武道館

JUDAS PRIEST
2005年5月18日(水)
日本武道館

Priest is Back!

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日本武道館にて、Judas Priestのライブを見た。

ロブ・ハルフォードがバンドに復帰してのライブ。ロブ在籍のライブは、1991年の代々木オリンピックプールのライブ以来だと思うので、実に14年ぶりのライブ。

さすがに即日完売しただけあって、凄いお客さんの入り。2階の上の方までビッチリ。アリーナもいつものライブよりも人がおおいような感じ。

それにしてももの凄い熱気。まだ客電落ちる前から会場は異常に盛り上がってる。
「ヘリオン」~「エレクトリック・アイ」でライブスタート、2曲目に「メタル・ゴッド」その後も、「ブレイキン・ザ・ロウ」「エキサイター」「ホット・ロッキン」「ペインキラー」「ヴィクティム・オブ・チェインジズ」「リビング・アフター・ミッドナイト」「ヘル・ベント・フォー・レザー」等々、もう名曲のオンパレード。そして最後は、「アナザーシング・カミング」。2時間ちょっとのステージは、もう言う事なし。

デビューしてもうすぐ30年となるバンドが、あそこまでのライブパフォーマンスというのは、ちょっと凄すぎ。やっぱりロブ・ハルフォードのボーカルは凄い。まさに1曲入魂、その姿勢にはただただ驚かされるばかりです。

良いライブだった。やっぱりロックバンドはライブが基本です!

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大山崎山荘美術館

万緑の大山崎山荘、
絵画コレクション展
2005年4月12日(火)~7月3日(日)
アサヒビール大山崎山荘美術館

大山崎山荘美術館に行ってきました。
ここは今まで写真でしか見たことなくて、島根県の足立美術館と並んで行って見たい美術館の筆頭でした。当初、今回の京都行きでは行く予定ではなかったんですけど、新幹線の関係で予定を変更して行って来ました。

京都駅まで新幹線で行き、そこで在来線に乗り換えて山崎駅へ。山崎駅から歩いて10分ぐらいですけど、かの山崎の合戦で名高い天王山の一角にあるため、行きは急勾配の登りとなります。ここですに息切れ。この日は午前10時前に着いたので、まだ開いておらず門の前でしばし休憩。で午前10時開門、トンネルを抜けて中に入ります。美術館に行くまでの道がいい感じで、この時点ですでに満足状態。

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中に入ると、河井寛次郎や富本憲吉といった人達の、素晴らしい作品が数多く展示されています。またこの別荘を建てた、実業家加賀正太郎氏が蘭の栽培に熱心だった事もあり、数多くの植物画が展示されている。
また、昔の洋風建築を修復しそのまま使っているため、重厚な造りとなっており階段の所の窓は、大きなステンドグラスとなっている。昭和初期の豪邸のイメージ。

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次に新館へ。この新館は安藤忠雄氏の設計によるもので、山荘の傾斜を利用して地下として作られています。ここはルノワールやモネの作品が展示されている。そう言えば、この別荘の庭の池はモネの「睡蓮」の絵に似ている気がするのだが。

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テラスで昼前だというのに、ビール飲んでます。すっかりいい気持ち。テラスからの眺めも良かったです。

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庭園にある滝です。

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庭から見た大山崎山荘美術館。新緑の美しさが実に気持ちいい。

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早起きしたかいがあり、すっかり満足のいく美術館でした。ただ一つ残念なのは、アサヒビールという冠が付いている事。確かに荒廃したこの建物を修復するのに、当時のアサヒビール社長樋口廣太郎氏のご尽力やアサヒビールの果たした功績は大きい。その事は誰もが認めるところだと思う。またアサヒビールという名前を付けないと、税金の問題でいろいろと難しい問題もあるのかもしれない。しかしながら、2004年には国の有形文化財として登録された。財団法人化はできないものかと思う。別にアサヒビールが嫌いと言うのではなく、一企業の持ち物ではなく、「大山崎山荘美術館」これでいいと思うのだが。

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京都日帰り

5/14(土)に日帰りで京都まで行ってきました。

当初は、京都国立博物館の「曽我蕭白」展と京都国立近代美術館の「村上華岳」展を見に、ぷらっとこだまで行こうと思ったんですけど(ぷらっとこだまで行くと、通常より約7千円も安い。ただしこだまの各駅で京都まで4時間かかります。)、愛知万博のあおりを受けて、行きのぷらっとこだまが買えずに、行きはのぞみ帰りはぷらっとこだまということに。(それでも3千円ちょっとお得)。そこで、どうせのぞみで行くならばということで、当初の予定を変更し、まずはアサヒビール大山崎山荘美術館に行くことに。朝6:53東京駅発のぞみに乗って、京都駅で乗り換えて山崎駅まで行き、そこから歩いて美術館に到着。素敵な美術館です。眺めもいいし(詳細は別途書く予定です)。

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その後、山崎駅から山科駅まで行き、そこで地下鉄東西線に乗り換え東山駅にて下車。二番目の目的地京都国立近代美術館で「村上華岳」展を見る(こちらも詳細は別途書く予定です)。

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京都国立近代美術館からこんどは、東五条通りをぷらぷら歩き、知恩院や八坂神社といった有名所には行かず河井寛次郎記念館に。ここは2度目なんですけど、団体さんがいて凄い混雑。以前来た時は静かで良い雰囲気だったんですけど、今回は早々に退散(のためここの詳細は書きません)。

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さらに歩いて京都国立博物館に。ただ今回はその前に、三十三間堂に行くことに。

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ここでも団体さんがいて凄い混雑。本堂に入るのに混んでいたので、先に建物の回りを見ることに。ここが宮本武蔵と吉岡伝七郎が闘った場所かと一人感動しているうちに、そのまま出て博物館に。博物館で入館券買ってるときに、本堂を見ずに出てしまったことに気付く。もう後の祭り。仁和寺のある法師じゃないんだから、疲れていたんでしょうか何とも情けない。

で気を取り直して、京都国立博物館で「曽我蕭白」展を見ました。本日のメインイベントです。

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いや〜良かった、強烈に良かった。でも図録が重かった(こちらも詳細は別途書く予定です)。さらに京都駅まで歩いて、さすがに京都駅ビルでやってた「ジミー大西展」は時間の関係で見られなかったけれども、お土産買って、18:39京都発のぷらっとこだまに乗って帰ってきました。疲れたけど楽しい一日でした。

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中島潔展

中島潔が描く パリそして日本
2005年5月3日(火)~5月15日(日)
日本橋三越本店

日本橋三越本店で「中島潔が描く パリそして日本」展を見てきた。やっぱり最終日。ただ今回は三越の最終日にしては、そんなに混んでいるということもなく、スムーズに見れました。

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今回のチケットのウラに、中島潔さんを「風の画家」という表現で紹介しています。なるほどそう言われてみると、作品を通して風が吹き抜けるように感じる作品は多い。「風鈴」や「駅舎」、「風の花」「かんかんからす」「彩づく季節」、あと桜の花が舞ってる「祈り」等々。またこれらの作品に描かれる子供達の表情が、どことなく悲哀を感じる。あと、子供達のかたわらに必ず描かれている子犬が、実に表情豊かでそして可愛い。本当に可愛いよこれは。また「秋の音」落柿舎」等に描かれている、草の固まりの描き方がとっても良い。こういった表現は大好き。
「風輝く」や「秋桜の詩」「花かずら」童の四季」等の明るい色を使った作品も良い、特に4枚の作品からなる「童の四季」は、流れるような四季の表現が圧倒的に素晴らしい。

またパリに渡ってからの作品も多く展示されている。こちらの作品も、描く対象が、日本人からフランス人に、また街並みがフランスぽくなっているだけで、本質は変わっていない。「cafe」や「少女と犬」「姉弟」等は、見ているこちらが切なくなるくらい素晴らしい。そして会場の最後、出口の所に展示してあった、「山茶花」と「積もった雪」は良かった。特に「山茶花」は、他の作品とはかなり雰囲気が違い、艶やかで素晴らしい。

他にも素晴らしい作品がたくさんあります。そして今回の展覧会で特に良いと思ったのが、「街の雨」と「冬の彩」。2作品とも、風が吹き抜ける感じと躍動感が抜群に良い。特に「冬の彩」は子供と2匹の子犬が跳んでる絵で、その躍動感たるやこちらに飛び出して来そうなぐらいに迫力がある。

それにしても、良い展覧会いでした。中島潔さんが描く世界は、内面の世界をいかに描くかと言う事に尽きるような気がする。実に奥が深い。

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ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展
2005年3月8日(火)~5月29日(日)
国立西洋美術館

2005_05040094国立西洋美術館で開催中の、「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展」を見てきました。ちょっと前の新日曜美術館で特集していたので、例によって激しく混んでるのか思いながら行ったんですけど、土曜日の夕方ということもあってか、そんなに混んでもなくゆっくり見れました。

「再発見された神秘の画家」という表現にもあるように、没後人々の記憶から完全に忘れ去られ、20世紀に劇的な形で再発見されるといった経緯も神秘的だし、それがゆえに真作は僅か40点あまりしか存在していない。また、炎の明りを描く事によって映し出される部分と、それがゆえに闇として描かれた部分とが存在する、まさに「光と闇の世界」を描いた画家ということも言える。いずれにしても神秘的というイメージが当てはまるのだと思う。

最初に驚かされたのは、「聖トマス」や「聖ユダ(タダイ)」に見られる表現力。これはただ表情が良いといった外面的な事だけでなく、内面的な力強さまでも表現されているように感じる。最初から圧倒されたしまった。「犬を連れたヴィエル弾き」。モデルは盲目の年老いたヴィエル弾き、別にひけ目を感じるわけでなく、堂々と前を向いて生きていく力強さを感じる作品。作品自体が大きい作品だったこともあって、迫力がある。と同時に老人の足元でうずくまっている犬が可愛いい、寂しいそうな目をしてこっちを見てる。「聖ヨセフの夢」や「聖フランチェスコの法悦」「聖ペテロの否認」などで表現されている、炎の明りを描く事によって発生する光と闇の部分の表現。この表現方法はかなり衝撃的です。こういった発想でここまで完成度の高い表現というのはちょっとないかもしれない。

「ダイヤのエースを持ついかさま師」実はこの作品を初めて見たのは、電車の窓上広告だったんです。でこのタイトルですから、いかさま師のいかさまがばれて、おばさんに指差されてると思ったんです。しかし説明を読むと全く逆。右の若い男がかもで、3人はぐるなんです。そう言われれば、グラス持ってる女性の顔の表情怪しげだし、でもこの指差してるおばさんの顔はとても仲間の顔じゃないと思う。まあ、顔つきでばれる様じゃ相手は騙せないと言ったところでしょうか。あー、恥ずかしい。

ということで、34点しかないにも関わらず、3回りもしてしまいまして、見終わったときにはもうぐったり。それだけ絵に力があるということでしょうか。良い展覧会です、期間がもう少し長ければもう一度見に行きたい。

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安野光雅原画展

安野光雅 原画展
2005年5月3日(火)~5月10日(火)
丸善・丸の内本店ギャラリー

2005_05040089_2東京駅の横にある丸の内オアゾ内にある、丸善・丸の内本店4階ギャラリーで、安野光雅原画展を見てきた。丸の内オアゾに初めて行きました。ここ全部丸善だと思ってたら、違うんですねえ。いろんなお店が入ってます。複合ショッピングモールのような感じ。

安野光雅さんというと、もう絵本作家の巨匠というイメージで、それ以外の事についてはあまりよく知らない。で今回の展覧会を見て、ポスターの仕事を多くやっていたという事を知りました。展示されていポスターは、ポスターと原画が並べて展示されています。見比べると面白いです。やっぱりポスターは4色からなる印刷物ですから、微妙に原画の色と合わない。特に水彩の感じは難しいです。あとこのポスターのデザインも安野さんやってるんでしょうか。ポスターのコピーが頭に入って、レイアウトのイメージも出来て、イラスト描いてるんですかねえ。その辺聞いてみたい。ちょっと高かったが「安野光雅のポスター」買ってしまった。安野さんの直筆サイン入り。

あと司馬遼太郎さんの「街道を行く」の装幀画も展示されている。街の様子がいい感じで描かれている。また風景画も展示されている。どれもいい感じ。やっぱり才能のある人は、どれを描いても素晴らしいということです。どうしても絵本作家というイメージが強いだけに、それ以外の部分が見れて、逆に新鮮で面白い展覧会だった。因みに、安野光雅美術館は島根県にあります。

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CREAM 再結成!

5月2日に、あのクリームがロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで再結成ライブを行ったとのこと。

クリームのメンバーが集まるのは、米ロックの殿堂入りを果たした93年以来だが、ライブとなると、実に36年ぶり。因みにチケットの値段は、最高2000ポンドまで急騰したらしい。こんどいつ見れるかわからないから、本当に好きならいくら払っても見たいよ。

ジンジャー・ベーカー、ジャック・ブルース、エリック・クラプトンこの3人で、今クリームとしてライブをやることが、本当に凄いことだと思う。

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DOCOMOMO 100選展

文化遺産としてのモダニズム建築DOCONONO 100選展
2005年3月12日(土)~5月8日(日)
松下電工 汐留ミュージアム

汐留にあります松下電工汐留ミュージアムで、「文化遺産としてのモダニズム建築DOCOMOMO100選展」を見てきた。DOCOMOMOとは、近代建築が無造作に取り壊されていくことへの危機感と、その意味を次世代に伝えたいという共通の思いを持って、世界40カ国を超える国や地域が参加している国際組織で、1988年に設立され本部はオランダにあります。そして、日本建築学会DOCOMOMO対応ワーキンググループが、1920年から1970年までに建てられて建築物から、100点の日本におけるモダニズム建築をリストアップ。それを紹介する展覧会です。

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日本におけるモダニズム建築は大きくわけて、4つの時代に分かれます。

1920-1929 日本モダニズム建築の夜明け
1920年に「市街地建築物法」と「都市計画法」が公布され、さらに1923年には関東大震災。そいった背景もあって都市化というものが加速していった時代。フランク・ロイド・ライト「自由学園明日館」やアントニン・レイモンド「東京女子大学」。またそれ以外でも「小菅刑務所・管理棟(現・東京拘置所)」や「一連の同潤会アパートメントハウス」もこの時代の建物。

1930-1944 都市モダニズムの隆盛と戦争の影
この時代の建物としてよく知ってるのは、今も使われている丸の内にある「東京中央郵便局」、あと築地の「東京市中央卸売市場築地市場(現・東京都築地卸売市場築地市場)」、上から見ると格好良い建物だ。あと「原邸」、これだけだと何の事かわからいけど、この建物現在の原美術館です。

1945-1959 戦後モダニズムの開花
この時代の建物としては、「神奈川県立近代美術館(現・神奈川県立近代美術館 鎌倉館)」、「国際文化会館」「図書印刷 原町工場(現・図書印刷 沼津工場)」、「東京都水道局 長沢浄水場」、「日比谷電電ビル(現・NTTコミュニケーションズ本社ビル)」。この時代は、前川國男氏や丹下健三氏の設計が多い。あと、日比谷電電ビルの設計者が、日本電信電話公社施設局建築部の國方秀男氏、というか社内に建築部という部署があるというのが凄い。

1960-1970 都市の巨大化とモダニズムの成熟
この時代は、高度経済成長の始まりとそしてなんと言っても東京オリンピックでしょう。選ばれた100点の建築物の約半分がこの時代のもの。「国立西洋美術館」「東京文化会館」「京都会館」「神戸ポートタワー」「三愛ドリームセンター」「ソニービル」「パレスサイトビル」「霞ヶ関ビル」「国立劇場」「国立京都国際会館」「千葉県立中央図書館」「千里ニュータウン」。あと意外なところでは、「新宿駅西口広場・駐車場」も選ばれている。あと、何と言っても、「国立屋内総合競技場(現・国立代々木競技場)」。これ不思議な形をした建物だよなあ、私は結構好きですけど。因みにこの建物も、丹下健三氏の設計です。この時代は、それぞれが競うようにして多くの建物を作ったそんな時代だったんだろうと思う。

こうして見ると、建築物もその時代性と密接に関係しているというのがよくわかる。こういった建造物は安易に取り壊さずに、なるべく残すように都市計画をしてもらいたい。もったいないし、あとなんと言っても一度壊してしまうと、2度と同じ物は造れないということです。

面白い展覧会だったなあと思って会場を出ると、今東京オペラシティでやってる「谷口吉生のミュージアム」展のチラシが置いてあった。こっちも行ってみようと思う。また、年末には、東京ステーションギャラリーで「生誕100年・前川國男建築展」が行われるそうです。これも要チェックです。

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高砂淳二写真展

高砂淳二写真展 海そして南の島
  精霊たちのなないろの物語
2005年3月23日(水)~5月8日(日)
エプソンイメージングギャラリー エプサイト

新宿のエプサイトで、「高砂淳二展」を見てきた。このチラシを見るたびに、見に行こう見に行こうと思ってるうちに、やっぱり終盤になってしまった。高砂淳二さんは、フリーの水中写真家として40カ国以上で撮影を行っている。そんな中から選ばれた写真は、どれもバラエティ豊かで面白い。

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「水面に映るサンゴ」(沖縄)は、海の中と水面ぬ映るサンゴの対称というか、映り方が面白い。「バラクーダの大群とダイバー」(マレーシア)や「イサキの群れに囲まれるダイバー」(ガラパゴス)は、それこそ凄い大群に囲まれているわけで、見てる方が恐怖を感じるぐらいだ。「授乳中のアザラシ」(カナダ)や「アザラシの子」(カナダ)は、顔の表情がとっても可愛い。これは間違いなく癒し系。「イルカのジャンプ」(ホンジュラス)、これは凄い迫力。あともう一枚ある「イルカのジャンプ」(ホンジュラス)は、夕日をバックにジャンプしているイルカが凄い、ここまで飛べるのかと、驚かされる。あとチラシの表に使われていた、「海に差し込む光」(ロタ)。これ良いです。神秘的で刺激的な写真です。また、「海底の洞窟のと光」(ロタ)も良いです。それにしても、海中では青が神秘的な輝きを見せている。不思議なブルーだ。他にも、ハワイの色んな様子を撮影したものや、海中に生きる色鮮やかな生き物を撮った作品があり。思わず1点1点見入ってしまう。

それにしても、エプサイトでやる展示会はしっかりしていて、レベルが高いと思う。これで無料なんだから、言う事なし。

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