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三岸節子展

生誕100年記念
ー永遠の花を求めてー三岸節子展
2005年4月19日(火)~5月1日(日)
日本橋三越本店新館

日本橋三越本店新館にて、「生誕100年記念ー永遠の花を求めてー三岸節子展」を見てきた。この前の新日曜美術館で特集されただけあって、結構混んでました。作品は、1924-1944、1945-1953、1954-1969、1969-1989、1989-1999と5つの時代に分けられて展示されている。

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印象的な作品の多くは、1954年以降に描かれたもので、1954年から1年4ヶ月ものヨーロッパでの生活が影響していると思う。「火の山にて飛ぶ鳥」「高原の花」「晨」。あと水も空も緑で描かれている「摩周湖」これも凄い。その後1969年に再び渡欧。以後1989年に帰国するまでの約20年間に素晴らしい作品が多い。黄色が鮮やかな「ミモザ咲く山」や「桃色の家」「下弦の月」「花咲くブルゴーニュ」「アルス村の広場」「ブドー畑」。また、無数の鳥たちが木に止まっている様子が実に生き生きと描かれている「ブルゴーニュの一本の木」やそびえ立ってるといった感じがぴったりの「エッフェル塔」は80歳の時の作品だし、飛び立つ鳥の様子が素晴らしい「ブルゴーニュにて」は84歳の時の作品。これは驚きです。

1989年に84歳で帰国してからは、大磯のアトリエで新たな挑戦として、人物や日本の桜といった物を描くようになります。そして1998年93歳の時に描いた「さいたさいたさくらがさいた」は傑作です。溢れるほどのパワーを持ち合わせている。またお亡くなりになる1994年94歳の時に描いた「花」も、バックの赤と白の花が相まって美しい作品です。

凄く良い展覧会だったと思います。1点1点見ていくと、キャンバスと格闘した跡が出ていて、絵を描いているというよりも、風景とキャンバスの上で闘っているようなそんな印象を持ちました。

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