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ベルギー象徴派展

ベルギー象徴派展
2005年4月15日(金)~6月12日(日)
Bunkamuraザ・ミュージアム

2005_04170064Bunkamuraザ・ミュージアムにて開催されています、「ベルギー象徴派展」に行ってきました。
舞台は、19世末のベルギー。従来の印象派とは違い、物事を暗示的に間接的に表現するといった、新しい傾向の美術が人々の心を捉え、これらの美術は象徴派と呼ばれていたそうです。表現する対象は、メジャーなものよりも、排斥されたもの。例えば、キリストや聖書ではなく悪魔や聖書外典、社交界の優雅さよりもオカルトの儀式といった、逃避的で幻想的な世界。

いざ作品を見ていくと、シュリアン・ロップス「娼婦政治家」はまさにそういった感じの作品。また、レオン・フレデリックスはどの作品も表情がリアルというか、絵全体の臨場感というか素晴らしい。特に「三姉妹」。この作品の前でしばし立ち止まってしまった。これは凄い。他にも「祝福を与える人」「聖三位一体」等。フェルナン・クノップフの「蒼い翼」やチラシに使われている、「アクレイジア、『妖精の女王』より」「ブリトマート、『妖精の女王』より」の2作品。特に前者は、豊満な肉体が描かれており、実にエロスを感じる。コンスタン・モンタルド「文学の萬意」「三美神」も良い。ジャン・デルヴィルの「死せるオルフェウス」と「パルジファル」は、絵と写真の違いこそあれ、ホーリー・ワーバートンと同じ様な感じがして、好きな作品。アンリ・ド・グルー「ゼンタ、「さまよえるオランダ人」より」は、大きな作品でこちらにふりかかってきそうだ。ウィリアム・ドグーブ・ド・ヌンク「爛れた森」は、ダークグリーンとでも言うべき色調で、うっそうとした森の感じがでていた素晴らしい。

他にも素晴らしい作品がたくさんあります。予備知識も全くなく、ベルギーと言えば、ベルギーワッフルとスパ・フランコルシャンぐらいしかパッと思い出せない私でも、十分楽しめました。会期中にもう一度見に行きたい。これはお勧めの展覧会です。

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