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「川村清雄」

「川村清雄」を知っていますか?
初公開・加島コレクション展
2005年2月16日(水)~4月10日(日)
目黒区美術館

2005_04040048目黒区美術館にて、「川村清雄」を知っていますか?という展覧会を見てきた。で、この質問の答えは、いいえ知りませんということになる。日々是発見ということで。

川村清雄は、1852年に幕臣の子として江戸に生まれ、開成所の画学所で絵を学び、その後アメリカからヨーロッパに渡り、絵を学びます。帰国後「明治美術会」の創立に参加するが、その後脱退。次第に一般からは忘れられた存在となっていきます。しかしながら、1980年代前後から研究者の注目を集め、最近では類を見ない存在として、高く評価されている画家ということです。今回、川村清雄と特に関係の深かった出版人・故加島虎吉(至誠堂)のご家族から寄贈された川村清雄の作品を、加島コレクションとすることを記念しての展覧会です。

入ってすぐの所に飾られている、「瀑布(滝)」は水の落ちる様子が、勢いよく描かれている、岩にいる猿の様子も良いです。また、至誠堂の書籍や雑誌の、表紙や挿絵も数多く手掛けている。また、「鸚鵡と蝶」や「梅に雀」「鴨」といった生き物を描いた作品も良いです。どれここれも生き生きと描かれていて、特に「梅に雀」は、雀が止まっている木の枝の様子まで見事に描かれている。また、「花」や「桜」のように、花を描いた作品も多くて、良い味出してます。その他に短冊も展示されている。あと、黒塗りの角盆に描かれた「朝顔につるべとられてもらい水」も良い。本当にいろんな作品があります。あともう一つ。海老が描かれた風呂敷が展示されているが、これは加島虎吉の長女の婚礼の際に、引き出物を包む物として、川村清雄がデザインしたもの。海老の赤が見事で、縁起物としては最高かもしれない。

行こうかどうしようか迷いましたけど、行って良かった展覧会でした。入館料400円、今回は買わなかったけど図録1200円と、こっちの面からも良い展覧会でした。

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