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ミュシャ展

ミュシャ展 プラハからパリ
華麗なるアール・ヌーヴォーの誕生
2005年1月27日(木)~3月27日(日)
東京都美術館

Myusya_2東京都美術館に、「ミュシャ展」を見に行ってきた。それにしても凄い人・人・人。JR上野駅に着いた時点で、入場まで60分待ち。よっぽど帰ろうかと思ったけど、明日までだしと思いながら美術館へ。美術館に着いた時で50分待ち。でいざ並んで見ると30分待って、ようやく中へ。混んでる美術展だとよくある、絵を見てるんだか人の頭見てるんだかといった感じ。去年のマティス展もそんな感じだった。

今回これだけ待ってまで見たかったのは、後期の作品が見たかったからで、いわゆるパリ時代の作品はざーと流す程度。でも、いろんな下絵が展示されていたり、「装飾資料集」の習作は面白い。こいった物は普段はなかなか見られないので。

そして、いよいよお目当ての後期部分へ。この時代の作品はほとんど見たことがないので楽しみにしていた部分です。まず、アメリカ時代。「百合の聖母」。百合に囲まれた幻想的な聖母と現実的な少女が上手く描かれていると思う。またこの時期には、ミュシャ石鹸と呼ばれる、石鹸のパッケージも手掛けている。そしてプラハ時代。この時代に描かれた、「フランスはボヘミアを抱擁する」「アメリカでのクリスマス」「燃えるろうそくと女」等々その女性の表情が豊かに描かれている。また、プラハ聖ヴィート大聖堂のステンド・グラスや切手、紙幣に至るまで、この時期のミュシャの活動は多岐に渡っている。

そして、最後は1912年から1926年にかけて制作された「スラブ叙情詩」。6m×8mの作品が20作品続く大作で、スラブの歴史が描かれている。今回は、そのうちの9作品の習作が展示されている。さすがに本物は持ってこれないか。本物は、モラヴィア地方のクルムロフ城で展示されている。

お目当ての後期の部分は、そんなに凄い混みようではなかったので、じっくり見れて良かった。どうしてもミュシャというと、ポスターというイメージが強いが、「妹アンナの肖像」や「牢獄の場面」「ベルト・ド・ラランドの肖像」といった作品のように、ポスター以外にも素晴らしい作品は多い。当たり前といえば当たり前だけど。

それにしてもミュシャの出世物語って冗談みたい。才能があってもチャンスがなかった、そこへあのポスターの依頼で、一気に爆発した感じ。アメリカン・ドリームならぬミュシャ・ドリームか。あの「ジスモンダ」のポスター、サラ・ベルナールの舞台の下に、怪しげな男が描かれてる。こんな遊び心があるところが、なんとも好きです。

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