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松柏美術館コレクション

[松柏美術館コレクション]
上村松園・松篁・淳之展
2005年2月11日(金)~3月10日(木)
川村記念美術館

Shohakukawamura久しぶりに佐倉の川村記念美術館に行ってきた。お目当ては、「[松柏美術館コレクション]上村松園・松篁・淳之展」。この展覧会、昨年奈良の松柏美術館で行われたもので、その中から厳選した18点が展示されている。

まず最初に、松園「花見」、松篁「春園鳥語」、淳之「秋映」が展示されている。松園「花見」は女性の表情とその頭上に咲く桜があいまって素晴らしい。松篁「春園鳥語」は花咲く椿とそれに戯れる感じの雀の様子が良いです。淳之「秋映」は2羽の鴨と薄っすらしたバックの赤が良い感じです。さすがに最初に来るだけあって3点とも素晴らしい。また、このスペースに松園・松篁・淳之が揃って撮られた写真や、松園が淳之の似顔絵を書いているところの写真が、飾られていて何か微笑ましい光景です。

展示室の最初のブロックに、松篁の作品が展示されています。松篁の作品は、自然と生き物との調和を上手く表現した花鳥画といった感じです。「緋桃」や「春雪」は木々と生き物が戯れる感じがして良いです。

次のブロックが、松園の作品。「楊貴妃」と「楊貴妃下絵」が並べて展示してあります。見比べると面白い、というかこの下絵を最初に見て、「楊貴妃」の完成図は想像できません。色をつける順番で下絵を描いていくため、下絵で描かれている絵柄が、完成品となった時に必ずしも目立つ絵柄とは限らない、ということだと思う(これは私の想像です)。

そして次のブロックが、淳之の作品が展示されています。淳之の作品も花鳥画ですが、こちらは生き物がメインで、生き物とバックの色調の調和を中心に描かれているような気がする。「晴れ間」や「杜鵑」「鴫」など素晴らしい。

最後のブロックが、再び松園の作品で、「虫の音」「雪」。特に「虫の音」は、三味線を弾くおしょさんの様子が良いです。凄く楽しそう。

全部で18点と点数的にはそんなに多くないですが、十分楽しめる展覧会でした。また、今年10月に松柏美術館で「生誕130年 上村松園展」が開催されるそうです。奈良まで見に行きたい、そんな気分です。

また常設展の方も、以前来たときは展示されていなかった、ピカソ「シルヴェット」やアンディ・ウォーホール「マリリン」が展示されていた。ピカソ「シルヴェット」この作品の顔の表情は尋常じゃないないくらいにリアルな感じ。新収蔵品として展示してあった、中西夏之の「4ツの始まりー2001.Ⅱ」「R・R・Wー4ツの始まりーⅢ」の2作品、色合いといい絵柄といいとっても良い感じです。あと、前にも見ましたが、レイブラント・ファン・レイン「広つば帽を被った男」はもう貫禄の存在感です。

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久しぶりに行った川村記念美術館は、とっても雰囲気の良い素敵な美術館でした。

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