山口晃作品集
以前ネットで注文した、山口晃作品集が届いた。
横長の本でちょうど100頁、カバー付き・ケースに入って、2800円+消費税。出版社が東京大学出版会(凄い名前)。2004年10月19日初版で、2004年11月15日には2刷になってますから売れてるみたいです。そう言えば以前表参道のナディフに行った時も、山積み状態でした。<br/ >山口晃って誰?という人のために言うと、昨年日本橋三越がリニューアルオープンした時のポスター、空から描いた絵で、雲の下に大きな建物のデパートが見えるあの絵です(表現が上手くない。すいません)。余計にわからなくなってしまった方は、すいませんあとは各人の努力でなんとか。
作品はいくつかのテーマごとになっていて、群像・合戦図や「大和絵」風、コンセプチュアル風等々。どの作品も遊びの部分があって面白い。合戦の兵士の乗り物が、体は馬なんだけど2つの車輪が付いていてさらにエンジンも付いていたり、兵士を撮ってるカメラマンがいたり、学生運動のメンバーらしき人がいたりと、なんでもあり。また、街を描いた物も面白い。いろんな街を、現代と昔とをうまくしかも山口さんらしくミックスして描かれてます。そんな中に、日本橋百貨店図(1995年作品)という作品があり、そうしたら昨年本物から依頼がきたそうです。
昨年中目黒のミヅマアートギャラリーでみた新作もそうですけど、こういった見ていて楽しい、思わず笑ってしまうような作品に出会うと、何か得した気分になってしまう、本当にそう思います。
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