川村記念美術館
川村記念美術館に行って来ました。場所は、千葉県佐倉市。まあ、佐倉と八街の境目に近いです。
広大な敷地で緑が多く、美術館の前には大きな白鳥池があります。また散策路もあり、美術館以外でも楽しいと思います。とにかくロケーションが良い。
美術館の建物は、中世ヨーロッパ風といった感じでしょうか。
入って最初のスペースには、ルノワール「水浴する女」、モネ「睡蓮」、マリーローランサン「ピックニック」、マティス「肘掛椅子裸婦」、ピカソ「肘掛椅子にすわる女」、ジョルジュ・ブラック「マンドリン」、シャガール「ダビデ王の夢」等々ビッグネームが続きます。それにしても、「水浴をする女」や「睡蓮」といった超有名な作品が、ここにあるというのも不思議な感じがします。
そしてこのスペースの最後にありました、レンブラント・ファン・レイン「広つば帽を被った男」。やっぱり川村記念美術館といえばこの作品でしょう。1635年の作品。全体に立体感があって、ましてや顔の表情の描写が素晴らしい。これを見ただけでも、行って良かった。
そして次のスペースは日本画。長沢藘雪「牧童図」、尾形光琳「柳に水鳥」、橋本関雪「琵琶行き」。どれも描写が素晴らしい。「柳に水鳥」は尾形光琳作なので、これも琳派なんでしょうか。そしてこの日本画のコーナーの奥に、茶室があります。
また、2階では企画展「ロバート・ライマンー至福の絵画」展やてました。広いスペースで展示方法も工夫してありました。ただ、ロバート・ライマンの作品はよくわかりません。私のような凡人には理解が難しい。
美術館の内部を、ぐるっと1周すると、ちょうど見終わるようになっていて、またスペースをゆったりとってあるので、見やすいです。
それにしても、ここからそう遠くない所に住んでいたのに、今まで一度も行った事がなかった。もちろん場所も名前も知っていたのに。完全にノーマークでした。ちょっと反省してます。
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