宮本隆司写真展
宮本隆司写真展ー壊れゆくもの・生まれいずるもの
2004年5月22日(土)~7月4日(日)
世田谷美術館
この展覧会を知ったのは、ウィークリーぴあの、Artのページ。Artの最初のページに、1ページを使ってしかも写真付きで、紹介されていました。だいたい、最初のページで紹介される展覧会は、メジャーな展覧会なので、いつもはあまり気にせず、ページをめくっていくのですが、この時ばかりは、目が止まってしまった。というのも、掲載されていた写真が良かった。というか、インパクトありました。
写真は、1984年解体されていく日比谷映画劇場の、廃墟と化した建物の様子を写したものでした。「壊れゆくもの・生まれいずるもの」というテーマが示すように、新しい建物へと建て替えられていく、その一方で解体され消滅していく建物が、廃墟となった姿を、モノクロ調の写真で再現しており、それがなんとも言えず良いのです。
この他にも、ホームレスをテーマにした「ダンボールの家」や香港の「九龍城砦」、ベルリンの「美術館島」、また阪神淡路大震災を取材した「神戸1995」等々。特に高さ4m50cmにも及ぶ巨大写真「神戸1995」は、自然の力の凄さを感じるし、写真の迫力が違います。
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