« レイモンド・ローウィ展 | トップページ | 世紀末フランスの華麗なポスター展 »

知られざるロバート・キャパの世界展

没後50年「知られざるロバート・キャパの世界」展
2004年4月3日(土)~5月16日(日)
東京都写真美術館

2004_05160005

戦争を肯定する者は誰もいない。
みんな口ではそう言っても、みんなの心の中までそう思っているとは限らない。現に、近代において世界中で全く戦争のなかった時期というのは、ほとんどない。

そして、多くのカメラマンやジャーナリストが、取材のため現地へと入る。ロバート・キャパもそんなカメラマンの一人だった。そして、スペイン内戦で彼が撮った1枚の写真 ”崩れ落ちる兵士”で、世界に名を轟かせることになる。

写真を見ていて一番驚いたのが、被写体との距離の近さ。私のような凡人には、戦争状態の中に行くということが、すでに信じられないのに、その中のいわば最前線で戦っている兵士の姿や、民衆の姿をカメラに収めていくのである。
 
その後も、日中戦争、第二次世界大戦、中東戦争、インドシナ戦争を取材。特に第二次世界大戦の時には、「Dデー」作戦の当日、連合国軍の第一陣と共にノルマンディ-に上陸している。そして、一連の戦争写真で、世界的名声を得た彼の最後もまた、戦争である。インドシナ戦争を取材中に、誤って地雷を踏み爆死。享年40歳。戦争での一枚の写真によって、世界的名声を得て、その戦争で自らの命を落としたという、何か運命的なものを感じます。

|

« レイモンド・ローウィ展 | トップページ | 世紀末フランスの華麗なポスター展 »

展覧会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 知られざるロバート・キャパの世界展:

« レイモンド・ローウィ展 | トップページ | 世紀末フランスの華麗なポスター展 »